元祖せどらー的悲哀

落語というものにほぼ興味がないのだが、数少ない知っている演目のひとつに「猫の皿」というのがある。短くてシンプルで登場人物が少ないところが好ましいし、それよりも何よりも他人の無知につけこんで、善人を装いつつ金をせしめようとするその姿がなんとなく他人事のように感じない。ちなみに主人公(?)の職業は「旗師(はたし)」と呼ばれる無店舗の古美術仲買人で、このあたりも親近感を覚える理由のひとつだろう。


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火曜日。電車で仕入れ2軒。
1軒目の大型店では2時間以上かかってなんとか10点。これはずっと前からだけど、品番検索で工具やら食品やらがヒットする頻度が昔より高くなった気がするなあ。いちいちカテゴリ指定するのも面倒だし、すこぶる効率が悪い。店を出ると5時半。2軒目も隣駅の大型店の予定だったのだが、食事のことを考えるとちょっと苦しいので少し先の駅の中型店に変更。結局そこももうひとつパッとせず、15点で28Kの仕入れ。

水曜日。電車で仕入れ3軒。
まずは私的セオリー通り大型店から。前半は細かいのしか抜けなかったが後半盛り返してまずまず。2軒目ではCDが1点しか抜けず膝から崩れ落ちそうになったが、その後にDVDが2点抜けてギリギリ踏みとどまることができた。食事を終えて3軒目に入ったのが7時。念のため1.2倍速くらいでせどり。閉店間際にレジが混むのが嫌なので7時45分に切り上げ。雑ながらそれなりに抜くことができた。17点で32Kの仕入れ。

土曜日。
スマホ緊急地震速報が来たが、個人的に信頼度は3割くらい…と思ってたら久々にヤバい揺れの長い地震。出来るのはただただ金魚の水槽を押さることだけだった。
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最近売れたもの

SPACE SHOWER ARCHIVE 憂歌団 LIVE 9212 [DVD]

SPACE SHOWER ARCHIVE 憂歌団 LIVE 9212 [DVD]

  • アーティスト:憂歌団
  • 発売日: 2007/03/23
  • メディア: DVD
 

 2,980→6,900
誰が呼んだか「天使のダミ声」。せどり的にもAクラスの重要バンド。スペースシャワーTVスカパー!やCSでやっている音楽チャンネルの老舗(といいながら観たことがない)で、この「Space Shower Archive」シリーズには他にも少年ナイフニューエスト・モデルなどなかなか渋いラインナップ。



パラパラ・パラダイス4 [DVD]

パラパラ・パラダイス4 [DVD]

  • 発売日: 2001/08/29
  • メディア: DVD
 

 1,980→4,900
個人的に全く縁がなかったせいか、どういう人がどういう理由で買っているのかわからないが、せどりを始めた頃から確実な需要を感じるジャンル。ノスタルジーというだけでもないのかもしれない。


 

 1,380→4,900
1ヵ月くらい前に結構悩んで仕入れたので覚えている。こういうのが売れるとグラフを気にしすぎるのもよくないと思うけど…成功バイアスなんてのもあるし、この辺の判断は難しい。

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ケイティ・オヤマはYouTubeが2019年に「30億ドル(約3150億円)を音楽業界に渡している」と述べ、これはスポティファイを上回るものだと示唆している。
(中略)
ケイティ・オヤマはユーザーによってライセンスされていないコンテンツがアップロードされることに法的責任がないとするYouTubeの「セーフハーバー」の問題ついても訊かれて、権利所有者に補償を行うか、権利侵害のコンテンツの削除を提供していると述べている。

音楽の再生に関してすごく神経質になっているYouTuberもよくいる。それだけ厳しいのだろう。その一方カバーやカラオケや演奏動画は問題なしみたいだ。これはJASRACも海外も同じということでいいのかな。
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そういえば、いつから新刊書店に行ってないか…ちょっと思い出せない。駅中の小さな書店はあまり面白くないし、大型店に行けば行ったで楽しいのだろうが、わざわざ行きたいとも思わない。これはもちろんCDショップも同じだ。読書量はやはり減っているのだろう。その代わりとは言えないだろうが、noteなんかはジワジワと読む量が増えている。あとはやはりYouTubeだな。

というわけでこの半年くらいKindleでしか本を買ってない。Kindle化されてない本の場合はとりあえず「ほしい物リスト」に入れて、そのまま放置されているパターンが多い。そしていつの間にかKindle化されていると嬉しくなってポチる。もう少し生活に余裕ができるとブックオフ仕入れに行ったついでに自分用の本を物色したいのだが、今のところはまだまだ。