リマスターリング、君の名は。、Documentary
僕は脱サラせどらーなので、日々のニュースなどでサラリーマンの悲哀や過酷さや不条理に触れる度に、そこから脱出できた自分の境遇に安堵するのだが、あくまでそれはせどりがある程度上手くいっていることが前提となる。打つ手がなくなり、収入がみるみる下がっていく零細単独自営業者を襲う恐怖というのは一体どんなものなのだろうか。怖いよう。
(先週の)土曜日。電車で仕入れ3軒。
薬師丸ひろ子、松任谷由実、吉川晃司、モッズ、山下達郎、ポール・ウェラー、珍しくリック・スプリングフィールドなど相変わらず昭和な面子で16点24Kの仕入れ。3軒目で自分用に新書4冊購入。帰宅後に検品すると、ディスクの内側に「REMASTERなんとか」と書かれたシールが貼ってあった。
どうやら振動を抑えるためのいわゆるCDスタビライザーで、リマスターリングというものらしい。データ面に貼ると「エネルギーバランスが低域に寄った重厚な音」になり、レーベル面に貼ると「楽器やボーカルの透明感が増して艶やか」になり、さらにDVDに貼ると「解像度が向上して、くっきりと鮮明な画像」になるという、なかなかオカルティック画期的な商品のようだ。
月曜日。電車で仕入れ3軒。
山手線の大型店のみ3軒という珍しいパターン。秋葉原・新宿東口で順調に買え、爆釣パターンかと思ったが、まさかの五反田で坊主。五反田で坊主は多分初めての経験だと思う。これはかなり迷ったのだが買わなかった。
来週CD20%オフのセールがあると店内アナウンスで言ってた気がするが、あまり自信はない。矢沢永吉、ARB、宇崎竜童、カーペンターズなど18点42Kの仕入れ。
ジャケットというか歌詞カードの表紙がない。買取りや品出しの時点で違和感を感じたりはしないのだろうか。あるいは僕が気づくのは単に職業病で、普通は気がつかないものなのだろうか。
木曜日。バイクで仕入れ3軒。
1軒坊主で安倍恭弘、オリビア・ニュートン・ジョンなど7点9Kの仕入れ。近場だったので移動込で所用時間は4時間くらいか。これくらいが生きていく最低限のラインになるだろうか。続けられるのならば飢えることはないが、でもそれだけじゃやっぱりつらい。
金曜日。
「君の名は。」鑑賞。ちょうどせどりを始めた頃だと思うが、「秒速5センチメートル」の限定版DVDをせどりして、観たことがある。感想はまあ「うわあ、すごい背景(の作業量)だなあ」くらいのものだった。今回の感想もまあ同じようなものだった。
実は「セカイ系」というものがよくわかってない。
今になって「パンツの穴」が再発とか。もちろん篠崎愛ではなく菊池桃子の方。
最近売れたもの
2,450→5,900
今まで40枚くらい売っている。前はこういう商品を晒すことにやや抵抗があったが、最近は割とどうでもいい。
初めてせどりした時にボーナスCDのカバー曲を見て、見事にファンのツボを突いたラインアップだと思った。レンタルをのぞく「良い」の実勢価格は4,000〜4,500くらいだろうか。ブックオフ価格の2,450円を考えると正直微妙だが、帯があって状態が良くて写真を載せれば、まだこれくらいのポテンシャルはある。特典のコード譜があればなお良し。歌詞カードがないことがよくあるのと、DVD付きの初回盤Aと間違えないように注意。
久々なのでこれくらいで。