スキー、ジョージ・マーティン、TSUNAMI

一応雪国の出身なので、子供の頃は当然スキーをやっていた。冬になると野球もサッカーも出来ないし(もっともサッカーなんて当時はまるで人気がなかったが)、学校行事としてスキー遠足もある。初期費用はそれなりにかかるが、道具を一通りそろえてしまえば、あとは昼食とリフト券と交通費くらいで済む。弁当を持参したり、車で送迎してもらえればもっと安くつく。

しかし上京後、東京から電車やバスを使って泊りがけで、さらに道具もレンタルでスキーに行こうとすると、それなりにまとまった出費になる。それだけのお金があれば本やCDや洋服が買える…あるいは何回分かの飲み代にもなる…などと考えてしまい、せっかくの誘いをパスするようになった。実際にはそれ以上のお金をギャンブルで「すって」しまい、「こんなことになるならみんなとスキーに行けばよかった」ということも度々あったのだが。スキー技術の上達がもうひとつおぼつかないこともあって、完全にゲレンデからは足が遠のいてしまった。

(先週の)土曜日。
起きて、さあ溜まった出品を片付けようと思っていたところに友人から電話。すぐ近くに来ているとのこと。いや、そんな急に言われてもだね、土曜日だからといって、フリーランスっちゅうのは…え?そう?まあ、しょうがないな。というわけで昼酒タイム。

会話の中で氷室京介の話題も出た。4月5月に最後のドームツアーがあり、それでライブ活動を休止することになっている。今更値上がりするとも思わないが、少しくらいは仕込んでおこうかな。自信は全くない。

日曜日。
上越新幹線で東京から越後湯沢へ。新幹線に乗り込むと、「ガーラ湯沢スキー場は強風のため営業中止…」というアナウンス。わざわざガーラ近くの旅館にしたのに残念。越後湯沢駅から徒歩で湯沢高原スキー場へ。もちろん装備はフルレンタル。

ゲレンデは空いていた。雪は少なくややシャーベット状。四半世紀ぶりのスキーは、想像していたより難しかった。技術やスタミナはもとより、体が固くなったのだろう。キックターンをすると腰にヤバい痛みが走った。

適度に疲れ、適度に汗をかき、温泉露天風呂からのビール。旅館の細々(こまごま)とした惣菜をつまんでいると、しみじみ幸せを感じる。

月曜日。
もちろん旅館の朝食も好き。温泉玉子や海苔のつくだ煮をおかずに、コシヒカリ(多分)をおかわりした後、チェックアウト。当然朝からスキーを満喫…の予定だったが、事情により帰路に着く。まあ、全身筋肉痛だったこともあり、それほど残念ではない。越後湯沢駅といえば、日本酒の飲み比べが出来る「ぽんしゅ館」が楽しいが、ここも時間の都合で断念。昔はよく「雪中梅」や「〆張鶴」を買って帰ったりしたが、今回は自分用に長岡ラーメンだけ買って帰る。まあ、どれもアマゾンで売ってるものばかりではある。

木曜日。電車で仕入れ5軒。
この日はいつもとちょっと作戦を変えて、昼過ぎに荷物の受け取りと発送を済まし、それから出かけることにした。12時40分出発。1、2軒目は初めての店。昼食は武蔵野うどん。お店の名前であり、うどんの種類でもある。今まで全く知らなかった。

武蔵野うどん(むさしのうどん)とは、東京都多摩地域と埼玉県西部(かつての武蔵国入間郡多摩郡)に伝わるうどんのことである。「手打ちうどん」「肉汁うどん」とも呼ばれる。

冷たいうどんがざるに盛ってあり、温かいつけ汁につけて食べるつけ麺スタイル。うどんの量が大盛りでも料金が同じというのも一緒だった。これはこれで美味しい。

3軒目でレトロゲームサントラが大量にあり、30枚くらいはサーチしたと思うが、買えるものは無し。5軒目で久々の坊主。ボ・ガンボスみなみらんぼう早瀬優香子オリビア・ニュートン・ジョンリバティーンズ、珍しくラリー・カールトンなど、18点で33Kの仕入れ。ちょっと少ない。10時に帰宅。

土曜日。
ブログをアップしようと思ったら飛び込んできたキース・エマーソンの訃報。「幻魔大戦」は長く定番だった。

「5人目のビートルズ」 ジョージ・マーティンさん死去
ジョージ・マーティン、その偉大なる音楽的功績を振り返る

これは比較的よく見かける。

サザンオールスターズの「TSUNAMI」はまだテレビやラジオでオンエアされないのだろうか。マニック・ストリート・プリーチャーズにも同じ「TSUNAMI」という曲がある。これを聴いた時に「へえ、津波は英語でもTSUNAMIなのか」と思った。今では多くの人が知っているだろう。

それだけ。