うるう年、村田和人、秘密の質問

今更いうまでもなく、今年はうるう年で2月29日まであるので、例年よりも仕入れや売り上げの落ち込みは少ないはず。4で割り切れる年がうるう年で、夏季オリンピックアメリカ大統領選挙がある。その2年後には冬季オリンピックとサッカーのW杯がある。ただし、100で割り切れる場合はうるう年ではない。さらにそこにも例外があり、400で割り切れたらうるう年になる。だから2000年はうるう年だったし、2100年はうるう年ではない。

これだと400年間は146,097日間になるが、実際の太陽の公転周期だと約146,096.876日間になるらしい。そのズレの解消方法は特に決まっていないらしいが、そういうことは、そういうことを考えるのが好きな人たちが、そのうちなんとかするのだろう。こっちにはこっちで、他に考えることが山ほどある。せどりとか、花粉とか。

(先週の)土曜日。
ヤフオクで、1週間連絡がなかったので「落札者都合による削除」してブラックリストに入れた人から電話があった。曰く「仕事が忙しくて連絡が出来なかった、お金はファーストメールに書かれていた口座にさっき振り込んだ」。もう評価は取り消せないし、取引ナビも使えないと告げると、それでもかまわない。住所を言うからメモしてくれ、商品は着払いで送ってくれ、とのこと。正直、面倒くさいことこの上ない。

当然態度によっては、突っぱねたくもなるのだが、こういう人に限って「悪気がない」。そしてやはり、悪気がない人にはあまり厳しく出来ない。

日曜日。
幻冬舎Kindle本セールで7冊ほど購入。コツコツ貯めたポイントが空っぽになった。

夜は確定申告。「30万円未満の減価償却資産は、特例として全額を経費・損金処理できる」。つまり、してもしなくてもいいわけだ。幸い、今年の収入が杉内投手のように4億5千万円ダウンすることはなさそうなので、それほど節税で悩むこともない。

月曜日。車で仕入れ4軒。
いつもより遅い1時出発。ラジオによると2月22日はニャーニャーニャーで猫の日ということで、猫ソング特集をしていた。3軒目は初めて行く店。一応慎重に棚を見たつもりたが、950円3枚のみ。2度目の来訪は当分なさそう。中川イサト原田真二岸田智史、THE 東南西北、MAGIC、X JAPANOBLIVION DUST、ボニージャックス、FTIsland、スティーヴィー・レイ・ヴォーン、バッドランズ、ジミ・ヘンドリックスなど24点で37Kの仕入れ。食事抜きで頑張って、ヘトヘトになって9時過ぎに帰宅。

火曜日。
村田和人、肝臓がんのため逝去

バンドブーム華やかなりし1980年代後半、NHKの趣味講座で、「ベストサウンド」という軽音楽番組というかバンド養成番組をやっており、1回だけ観た記憶がある。その時の講師が村田和人だった。

いかにもシティポップスな楽曲は、正直言って10代の僕の琴線に触れるものではなかったが、今聴いてもさすがに上手いなと思う。合掌。

という訳で曲はほとんど知らないし、せどりした記憶もないのだが、去年の暮れにラジオで元気な声を聴いたことがあったので、とても驚いた。オフィシャルブログを見てもお正月までは元気にされており(もちろん実際にはそれなりの経緯があったとは思うが)、それから2ヵ月も経っていない。なんて恐ろしいんだろう。

単純脳なので、こういうことがあると、仕事や貯金のことなんか考えないで、遊べるときに目一杯遊んだ方がいいのかなと思う。でもやっぱり悲惨な老後も怖い。

以下余談、でもないか。
去年ブックオフに行くようになるまで、武蔵小山という駅には行ったことがなかったのだが、駅前に「PET SOUNDS」という古き良き“街のCD店”がある。古き良きHPを見てみると、なんとヴァン・ダイク・パークスなんかも来店したことがある。村田和人とは特に懇意にされていたらしい。現在マケプレで高値のCDのいくつかは、再プレス情報が挙がっているものもあるので、ファンの方は訪れてみてはいかがでしょう。転売屋の方は訪れてみなくてもよいです。

水曜日。
メインで使っているクレジットカードのサイトに、いわゆる「秘密の質問」が加わった。それも3つも。「昔飼っていたペットの名前」や「母親の旧姓」あたりはわかりやすいが、「初めて観た映画」はちょっと怪しい。自分の意志で映画館で観たのは「ドラえもん のび太の恐竜」だが、その前に父親に連れられて「未知との遭遇」を観た記憶がかすかにある。「初めて買ったCD」は全く覚えていない。レコードはシングルが「Dr.スランプ アラレちゃん」の主題歌で、アルバムが早見優の「RECESS」だったはず。

午後からバイクで隣駅の税務署へ行って、申告書提出。e-Taxでもいいし、郵送でもいいのだが、どこか不備がありそうでついつい手渡しにしてしまう。今まで不備があったことは1度もないのだが。

木曜日。車で仕入れ3軒。
ちょっと変則的な店移動で、最初から3軒しか行けないだろうなと思っていた。ノヴェラ、永井龍雲沢田聖子、EZO、クールスなど19点で37Kの仕入れ。

金曜日。
郵便局・銀行と寄った後に本屋で立ち読み。立ち食いそばムックが気になったが、やはりこういうものはスマホアプリで欲しいなあ、と思い結局買わず。帰ったら芳林堂書店が破産していた。

芳林堂書店が破産 「コミックプラザ」など運営
「書店運営については書泉に事業譲渡することで合意」とのこと。

今週は1度も電車で仕入れに行かなかった。するとどうなるかというと、ツイッターを全く見なくなる。どうしても気になったひとつだけ。

香取慎吾主演のサスペンスドラマ 名作漫画『ポーの一族』モチーフに

香取が演じる三杉晃は、92年前の大正時代に医師として生きていたが、最愛の妻と息子を失い、睡眠薬を飲んで自殺を図ろうとしたところを真理亜という謎の少女に助けられ、以来、不老不死となった。女性ばかりを狙った連続殺人事件の現場にたびたび居合わせ、事件を追う刑事に疑惑を抱かれるところから物語は進んでいく。

もう何年も原作を読んでいないせいか、全く思い出せない。香取がアランで真理亜がメリーベルということだろうか。時系列や登場人物がゴチャゴチャに入り組んだ連作感が原作の魅力のひとつだが、そもそも金髪の白人美少年が大大大前提なので、ファンも別物として楽しめるではなかろうか。

もうすぐ春休みなんだなあ。