エビデンス、評価削除、旅立ち
せどりとは関係ない話。先日ある本を読んでいたら、「エビデンス厨」という言葉が出てきた。「何にでも『厨』を付けやがって」と思うと同時に、確かにやたらと「データを出せ、証拠を示せ」というのも目につくなあと思う。
客観的なデータを提示できないからといって、その命題が間違っているとは限らないし、もちろん争っている別の命題が正しいとも限らない。逆・裏・対偶以前の問題だ。それでなくても不適切なデータを持ち出したり、比べるべきではない数字を比べたりするケースも多い。
日曜日。
書類と格闘。購入者の方から中身違いの電話があり、平謝り。シリーズで３枚同時に仕入れたうち、最初に売れた１枚だったので、当然「相方」の中身も違っているはず。とりあえず他の２枚に返送をかける。幸いだったのが購入者の方が優しかったのと、もし正しいディスクがあれば再度購入したい、と言ってくださったこと。他にもFBA商品が１点倉庫で紛失したり、色々バタバタしていた。
１週間くらい前に、マケプレで「良い 特に問題なし」くらいのCDを購入したが、届いたものは「これはちょっと…」というコンディションだったので、思った通りのことを書いて評価１を入れておいた。その後別件でアカウントサービスから「出品者の評価を確認」すると、その評価が無い。「評価をし忘れたのかな？」と思い「注文履歴」を見ると、「出品者を評価」のボタンがないので、やはり評価済のようだ。その出品者の評価一覧にも見当たらないので、削除されたらしい。
「アマゾン 評価 削除」で検索すると我々側、つまり出品者側の事例ばかりが出てきて、購入者側の情報は少ない。正確な文言を覚えていないので、どういう言葉が駄目なのかわからないのだが、おそらく「最悪」か「最低」と書いて、それが引っ掛かったのだろう。さすがに「悪い」が駄目だとは思えない。もちろんその言葉も、「最悪の（あるいは最低の）商品状態」という意味で、出品者を修飾したわけではない。一応僕としては「正義の鉄槌」のつもりだったのだが、「不当な暴言」と判断されことは、やや釈然としない。しかし「やや釈然としない」ことをいかに引き摺らずに切り替えるかというのは、この稼業における重要な能力のひとつである。こういうことは多分「お気楽副業ムック本」には載っていない。
月曜日。電車で仕入れ実質２軒。
前日の酒が残っていて、どうも集中できない。最初の大型店で２時間かかったが、それほど買えず。３軒目に入店すると、「リニューアル準備のため、本日は18時で閉店となります」というアナウンス。時計を見ると17:53。かろうじて950円１枚だけ買って、出てきたばかりの駅へ戻る。スタンプラリーか（サンドイッチマン風）。
違う店に行こうかとも思ったが、心身ともに疲れたので帰宅。SUPER BUTTER DOG、清水宏次朗、柳ジョージ、FAIRCHILD、矢沢永吉、ARBなど17点で29Kの仕入れ。
火曜日。
駿河屋からのメールが秋葉原店の求人だった。顧客に送ってもしょうがないと思うが。
■給与
・店長候補：300,000円
・一般社員：220,000円
・アルバイト：時給1,000円
※試用期間有り■諸手当
・社会保険完備
・時間外手当
・通勤交通費
※正社員：上限25,000円まで支給
※アルバイト：上限15,000円まで支給■賞与
年2回（毎年7・12月に支給予定）
※6ヶ月の査定期間の実績に応じて支給します
水曜日。電車で仕入れ５軒。
１軒坊主だったが想定内。順調すぎるくらい順調で、宮沢りえ、FANATIC CRISIS、小西康陽、サケロック、ゲルニカ、ディオンヌ・ワーウィック、ボビー・コールドウェルなど36点で70Kの仕入れ。BOXなしでこれくらい買えるのは珍しい。
木曜日（建国記念日）。
「建国を祝わない売国奴は、休まないで仕事でもしてろ」みたいな憂国ツイートがあった。天皇誕生日も終戦記念日もクリスマスもペイトリオット・デイも、イデオロギーと関係なくほぼ休まず仕事している。
金曜日。電車で仕入れ５軒。
GRAPEVINE、FACE TO ACE、ジュンスカ、吉田美奈子、八神純子、南野陽子、ジョン・レンボーン、ポール・マッカートニー、クイーンなど、23点で40Kの仕入れ。初めてのモノが多くて良かった。久々にBLモノのCDも１枚仕入れた。中身抜きの上に店員さんは若い女性だったが、目をそらしたら負けなので、むしろガン見する。
今週は３回仕入れに行って、76点の仕入れだったが、DVDは１点だけで、残りは全てCDだった。かなり偏っている。CDはもちろん古いものが中心だが、新しい限定版なども少しは買える。でもDVD・ブルーレイは新しいものが全くわからない。
斉藤哲夫というと、僕より少し上の世代の人たちにはこれだろうか。
今の基準だとかなりぽっちゃりだろう。シュガーベイブがコーラス参加している「グッド・タイム・ミュージック」を探したが、見つからず。
先日、卒業ソングCDが売れた。もうそんな時期なのだ。クリスマスソングCD程の動きはないのだろうが、今年からしっかりリサーチしようかな、と毎年思う。「旅立ちの日に」という曲が定番らしいが、僕の若い頃はなかったので、今だにどんな曲か知らない。
