アメリカン・スナイパー、幕張、ギックリ腰

せどらーにはピコラーとビーマーがいて、前者は後者に対し「そこまではちょっと…」と思っているし、後者は前者に対し「効率悪くね?」と思っている。ビーマーというのは往々にしてピコラーを兼ねているので、ビーマーはピコラーの上位互換のような気もするが、それは錯覚である。両者の関係は「ねじれの位置」にあり、交わることはない。間には暗くて深い溝がある。

月曜日。仕入れ5軒。
1軒目の大型店の地下フロアで久々に同業者に遭遇。カゴにはすでに15枚くらい入っている。すれ違いざまにチラ見すると、1番上に何度も買っている鉄板商品のジャケット。がっかり。仕方ないので違うレーンから攻める。一応拾えたけれど、やっぱりなんか損した気分だ。僕が帰る時もまだその人は物色中だった。僕よりもかなりゆっくり、じっくり攻めるタイプのようだ。1日に廻れるのは2、3軒だろうが、それも正解かもしれない。

トータルではまあまあ。初物はガスタンク、谷村新司星野源マット・ビアンコなど。途中で久々に「原田知世 2000 ベスト」があったが、なんと2,950円だった。一応利益は出るがさすがに買えない、買いたくない。このブログを始めた頃は1,250円とかじゃなかったか。

最後に中身違いの商品を返品して、結局6店廻ってくたくたに疲れてしまった。くたくたに疲れてしまったので、またグリーン車を使ってしまった。770円。この日の交通費は3,000円を超えた。いつもは1,500円くらい。

火曜日。自宅作業。
夕方、何もかもが嫌になったので、映画でも観て気分転換しようと思ったが、観たいものがない。いがらしみきお原作の「ジヌよさらば〜かむろば村へ〜」で我慢(失礼)しようかとも思ったが、まだ「アメリカン・スナイパー」をやっている処があったので、そっちにする。予告編は「ターミネーター」「マッド・マックス」「ミッション・インポシブル」など。と書くといかにもコンテンツ不足のようだが、そんなにポンポンと斬新なオリジナル脚本が生まれるはずもない。ドラマに取られているというのもあるのかもしれない。こりゃ日本のコミックに手を出すのもむべなるかな。

映画の感想は控えるが、帰りの電車の中でYahoo!ニュースを見たらサッカー日本代表イラクとの親善試合が決まっていた。イラク戦争の映画を観た直後だったのでなんか変な感じだ。ちなみに同作品はバグダッドでも上映されたらしい。

水曜日。仕入れ5軒。
都心を手堅く廻ったつもりだったが、結構苦戦。最後の店でなんとか格好がついたか。初物はドゥービー・ブラザーズホール&オーツ、MARINOなど。

木曜日。
久々に目覚ましで起きる。この日オープンのブックオフ14号千葉幕張に行くため。いつも通り降りる駅を間違えたりして、10分前に到着。100人ほどの先客だが、郊外店らしく家族連れやお年寄りも多い。もちろんひと目でそれと判る人もいる。これはイケるかもしれないと思いながら入店するも、CD・DVDコーナーが驚くほど狭い。体感的には阿佐ヶ谷や学芸大学と同じくらい。棚を見ても手に取るものがない。買取はプレオープンでやっていたはずだが、ラベルも去年の7月や8月ばかり。二往復くらいして、1、2枚くらいは抜けそうなものもあったが、既にレジには長蛇の列ができている。並ぶのも馬鹿らしいので、楽器とオーディオを趣味的にチェックして手ぶらで退店。滞在は30分程。この借りは必ず返す…自信は無い。以上、レポっす。

その後、自転車に乗る中学生がヘルメットをかぶっているような郊外を5軒廻ったが、ノルマの半分ほど。「酒、飲まずにはいられない」な1日となってしまった。初物は山崎ハコ安部恭弘テレサ・テンエルトン・ジョンニュー・オーダーなど。

夜はヤフオクで新規の落札者とやり取り。色々訊ねられてめんどくさいが、アマゾンより遥かに高い値段で落札してくれたので文句は言えない。もっとも、そんな事例は昨今稀だが。

来週はもう連休。特に予定はない。重いものなど全く持っていないのに、また軽いギックリ腰になってしまった。腰を曲げなければなんとか歩けるが、しゃがむことが出来ないので、治るまで仕入れは辛そう。運転手の腰痛、ピアニストの腱鞘炎のような、せどらーの職業病って何だろう。強迫検索症かな。