仰げば尊し我が師の恩

「沈黙は金、雄弁は銀」という言葉をずっと「沈黙>雄弁」という意味だと思っていたのだが、数年前にネットで「昔は銀は金よりも価値があったため、雄弁は沈黙にまさる」という意味だというのを見た。僕は割と簡単に沈黙するタイプの人間なので、ちょっとがっかりしたが、今日改めて調べてみたら、その解釈も誤りらしい。なんだかもうどっちでもいいや。でも現代社会ではどうも「沈黙は負け、退屈は罪」みたいなフシがある。考え過ぎだろうか。

簡単に沈黙してしまうタイプの人間は、なかなか組織の中では活躍できない。会議でも主張できないし、リーダーシップも発揮できない。何年たっても「ヤング 島耕作」のままである。職業選択の自由があってよかった。

★★★

(先週の)土曜日。
土曜日だが午後から仕入れ3軒。ちょっと悪い。携帯サーチの勝手が違ってどうも調子が出ない。量は少ないが、珍しいのを1枚ツモって満足。帰宅後になぜかやる気が出て仕事モード。

日曜日。
新FBA納品のせいでアホみたいなミスをした。最悪だ。

月曜日。仕入れ4軒。

ちょっと珍しかったので記念撮影。こういう写真を載せるのは「せどり・ポルノ」というのだろうか。これくらい「しっかりした」値段の店では、全くせどれない…ということはない。むしろ逆で、こういう珍しいCDが集まってくる店には期待できることが多い。ソースはなんとなく。この日も買えた。

火曜日、普通の1日。仕入れ3軒。
山手線の中型店で大物ツモ。会計を待つ間にコミックをパラパラと見る。「高校球児 ザワさん」が終わったのも知らなかった。「憂国のラスプーチン」がコミックになってたのも知らなかった。このままじゃいけない。あと「闇金ウシジマくん」最新刊はブランディングを秒速で自動化し、マインドブロックをセミリ・タイヤしたいインフォプ…レ…ナー?は必読です。

顔は正直、美人ではなかったが、
女なんていうものは 自信さえつけさせてやれば
いくらでも可愛く見えてくるものなのだ。

これはもう、投手の扱いと同じである。

こんな高校球児は嫌だ。

金曜日。
1年くらい振りにスーツを着た。これで今後僕がネクタイを締めるのは、葬式と結婚式と、あとは大切な人と会ったり食事をしたりする時、さらには情報商材用の腕組み写真を撮る時くらいだろうか。もしかしたら重要な契約に立ち会うこともあるかもしれない。僕くらい人付き合いが少ないと、多く見積もってもあと20回くらいじゃなかろうか。サラリーマンの1ヵ月分と考えると、人生というのは実に不思議だ。

★★★

「それでも夜は明ける」の脚本家、ジミヘン伝記映画を監督
ジェームス・ブラウンの伝記映画『Get On Up』 予告編映像が公開

さすがに映画は来日より弱いが、カタログが多いビッグ・ネームたちはこういう機会に整理しておきたい。

これは予告編映像ではありません。念のため。

★★★

1月にサービス券で買った本。面白かった。面白かったが、自分にとって役に立つかどうかはわからない。なにしろあまりにも違う世界のお話なので。本を読んで「役に立った」「勉強になった」と感じる8割くらいは気のせいだと思っている。ソースは僕の偏見。

時々「お、これはせどらーである自分にあてはめても役に立つかも」と思っても、ページをめくる頃にはもう忘れている。かといってメモを書いたり線を引くのも自分にはなじまない。自分にはない知識や見識、あるいは発想や着想に触れ、「面白い」と感じれば記憶に残る。記憶に残ればそこからエッセンスを抽出し、自分の立場にあてはめてみることは原理的には可能だ。そういう意味では「面白い」と「役に立つ」はほぼ同義に思える。これはブログでも同じ。

そういえば、ちきりん氏の正体がこの人という噂もあったけど、結局違ったのかな。

★★★

音楽ソフトの収益の77%は全アーティストの1%が占有していることが明らかに

「洋楽ニュース」の項にあったので、世界市場での話だと思う。「データの集め方ひとつ」という感もあるが、なかなか興味深い。

デジタル音楽の革命によってニーズの少ない希少な作品がいくらでも揃えられる(ロングテール)状況が生み出されたにもかかわらず、消費者の行動は完全に供給過剰なものになっていて、豊かな商品構成にまるで対応できていないと報告書は指摘している。

(中略)圧倒的な人気を誇るアーティストの作品ばかりが売れていくスーパースター現象も弱まるはずだと見込まれていました。しかし、現実のマーケットが証明してみせたことは、人間はオフラインの時と同じようにオンラインでも羊飼いを必要とする羊の群れに過ぎないということです。

(中略)このすぐには呑み込めない事象は二つの原因によって引き起こされているとされています。一つにはデジタル・サービスにおけるトップ・ページ、特に携帯機器では表示スペースの問題で選択肢が少なくなってしまうこと、もう一つには消費者が過剰に多過ぎる選択肢に嫌気がさして発見の機会が却って少なくなってしまう、いわゆる選択による威圧現象が起きてしまうからです

(中略)ラジオがメディアとして中心的な役割を担ってきたのは、プレイリストが存在しているからで、デジタル音楽の分野でもプレイリストに匹敵する指標が必要とされていると説いている。

★★★

YOUTUBEでいつも見る「子供に夢をたくすーな」。可能な限り早くスキップするので、ちゃんと見たことは無いが、「多分こういうことを言いたいのだろうな」というのはある。

イチローチチローに向かって歌うのをCMにしてはどうだろうか。