助けてあげられなくはない

各所で紹介されている某拘置所日記を読んだ。確かにこれは凄い。彼女のプロフィール(と顔写真)を知らずに読んだら、全然違う感想を持っただろう。ぽろっと「狂気」とか「サイコパス」という言葉を使いたくなるが、それをしたら「思うツボ」の感もある。「温度差」という言葉があるが、そんな生易しいものじゃない。こちらの体温調節機能までおかしくなりそうなので、もう近寄らないことにしよう。

★★★

(先週の)土曜日。
寝る直前に焼きそばUFOと冷凍チャーハンを食す。ビールも2本。明日世界が滅びるかもしれないから。

日曜日、仕入れ6軒。
前半は不調だったが、埼玉の奥地まで行ってまずまず。時間がなかったので昼食は松屋カレギュウ。只のカレーじゃないところがなんというか、デヴである。

新越谷で降りるはずが、越谷で降りてしまったことに改札を出てから気づいた。こんなことは日常茶飯事なのでうろたえない。ドイツ軍人とCDせどらーはうろたえない。仕方ないので越谷のブックオフへ。小型店舗だったがまずまず買えた。禍福あざないまくり。

火曜日・水曜日。
一泊二日で箱根に行ってきたが、1日目は大雨、2日目は曇りでフジヤマさんとはお会いできず。

木曜日。
朝10時、前夜に2,500円でポチッた新品のFBA商品が届く。直後に開封して「非常に良い」3,800円で買取申込み(「新品」という基準はない)。こんなのが沢山拾えれば何も苦労しないんだが。ちなみにヤフオクでの過去3年間の最高落札価格は1,000円。

金曜日、仕入れ4軒。
内容まずまず。去年大活躍してくれたこの辺が、ことごとく値上げ。

昼食は杉田屋でチャーシューメンとライス。野菜不足が心配で青菜増しにするところがなんというか、デヴの発想である。

夜はブログだけで手一杯。売上ちょっと悪い、仕入れだいぶ悪い、花粉普通にツラい。

★★★

レッド・ツェッペリン、初期3作のデラックス・エディションでの再発が決定
ツェッペリンは「IV」→「I」→「プレゼンス」という順で好きになった。BOXを持っているのでそれで充分だが、スタンダード・エディションは2,000円と安いのでこれなら買ってもいいかも。

ついでにせどり的Aランクシンガー、カルメン・マキのオールタイム・ベストのタイトルが「Good Times, Bad Times」なのはただの偶然としか思えない。

「スラムダンク」アニメ化20周年で初Blu-ray化。特別版も収録し7月に第1巻
普通に好きで、実家に新書版を揃えている。印象的だったのは最終巻のあとがき。

連載前のネームを作ってるときも編集者から「バスケットボールはこの世界では一つのタブーとされている。」と何度か聞かされました。コケるのを覚悟しろという意味です。(たぶん)

この編集者が無能だとか、先見の明が無かったとは、全く思わない。実際、最初の数話から後々のメガヒットを想像することは不可能に近いだろう。一般論としては全く正しい。

もしCDせどりブログをやっている人が誰もいなくて、せどりの偉い人が「これからは少子化でCDなんかどんどん売れなくなるから、CDせどらーはコケるのを覚悟しろ」と言ってたら、とてもじゃないけど僕はCDせどりを始める気にはなれなかっただろう。このブログを続けているのは、そのあたりのこともちょっとだけある。

キッスのジーン・シモンズ、ヴァン・ヘイレンがキッス加入を求めていたことを明かす
もちろんエディの方。「ジャンプ」「1984」を出す直前くらいだろうか。僕が最初に聴いたのも「ジャンプ」で、あのシンセからはヘヴィ・メタルなイメージは全くなかった。

俺のキッスでの生き方っていうのは、ほとんど巨乳女子と同じようなもんだったからさ。誰と話をしても、メイクのこととベロを突き出してみろっていうだけでさ。そりゃあね、『わたしと話をする時くらいおっぱいから目を離せないの?』って訊きたくもなるよな

ヴァン・ヘイレンといえばこの人。魔都大阪にはこんなお好み焼き屋がゴロゴロあるのだろうか。

CD再販制度の弾力運用状況をRIAJが公取委に報告。'13年アルバム平均価格は1,880円
「1,880円」てずいぶん安いな。廉価版や再発商品が多いせいだろうか。邦楽オリジナルアルバムは3,059円が多いと思うが、最近はあまり買ってないのでよく知らない。買うとしたらどうしても限定版の方を買ってしまうし。

新曲に金は出さない、持っている曲で満足……音楽の“有料聴取層”減少続く
よく言われることだが、音楽というのは元々一部の特権階級のためのものだった。それが高価なオーディオ装置とともに家庭内に入り、どんどん安くなっていった。進化の方向性としては正しいのかもしれない。

★★★

「○○系は狙い目」だとか「××の棚はサーチするだけ無駄」みたいな法則は確かに「あるといえばある」と思うが、結局はアイテム単位で覚える方が話が早いし間違いがない気がする。そしてこの傾向は、今後さらに加速することはあっても減速することは考えにくい。でもアイテム単位で覚える際に、知識は「大いなる一助」となることうけあいなので、結局知識はあった方が良い。

★★★

最近読んだ本

この本も面白かった(というか、面白くなかった本はわざわざ紹介しない)。まず、将棋や麻雀とは比較にならないほどゲーム数が多いはずだし、似たような局面も多いはずなのに、手を覚えているのが凄い。ポーカーにスポンサーやコーチが存在することも知らなかった。ただし、そういったこと以外には特に新しい知見はなかった。というのはちょっと乱暴で語弊があるが、特に新しい知見がないにもかかわらず、充分面白かったと好意的に解釈して頂きたい。

ポーカーには、カードを1枚めくる度に期待値を再計算する数学的側面と、ブラフ・クセ・キャラクターといった非数学的側面があり、その二面がねっとりと融合してゲーム・ギャンブルとして成り立っている。もちろん将棋や麻雀にも同種のことはあるのだろう。そしてこの本も、ライフハック的というのだろうか、仕事術・自己啓発を意識したような側面と、一般人にはあまり縁がないラスベガスやマカオの鉄火場ドキュメンタリーの二面で成り立っている。西新宿で違法なポーカーをしていたことを正直に書いているのも(個人的には)好感が持てる。

中期的に生活が成り立てばいいので、短期の結果には一喜一憂しません。長期的にも勝てなくなったならば、その時は引退をするだけです。

そりゃそうだけどさあ…引退してどうするかが問題だよなあ。

余談だが、本文中にちょっとびっくりするような校正ミスがあった。つまりなんというか、昔の成人向け雑誌やギャンブル雑誌でしか見られないような、一般の単行本ではまず見られないレベルの校正ミスだ。奥付を見ると初版だった。去年の6月に発売して随分売れている印象があったのだが、そうでもないのだろうか。ちなみにこの本はYahoo!ショッピングで買った。3月で失効するポイントがあったから。

★★★

「出来る、出来ない」とか「儲かる、儲からない」という大雑把な指標で語られても、感想は(鼻くそをほじりながら)「ふーん」と思うだけだ。それが仕事であるならば、仕事としての体を成しているならば、どんな仕事だって稼げるし、儲かるはず。稼げなかったらそれは仕事ではなく、博打・遊び・自己満足の類だったということだろう。時間とコスト、効率とストレス、付加価値と将来性など単位の違う様々なものを天秤に乗せての見極め作業が必要になる。当然人によって結果は変わってくるはず。他人を説得するためには説得力というものが必要になる。そしてそれは札束を(明示的であれ、暗示的であれ)見せびらかすことではないと思う。