単行本せどりという神託

不惑と呼ばれる年齢を過ぎても、もちろん日々の悩みは
尽きることはない。大きなものから小さなものまで。
一般的なものから個人的なものまで。
ただ、若い頃とはさすがに悩みの内容というか
質が変わってきた気がする。
自分のことも少しはわかってきたし、世の中のこともほんの少しだけ
わかった気になってきた。理解と誤解ってたいした違いはない。

先週の予告通り、今週はブックオフで20%オフのクーポン券を使って
本を買った。あくまで「買った」で「仕入れた」ではない。

★★★

(先週の)土曜日。
肩こりをバキバキいわせながら、サブスクリプションAPIと格闘。
どうやら大いなる勘違いをしていたみたい。
任意のASINを指定できるものと思っていたが、
自分の出品物に対する変更だけなのか。
多少は工夫の余地はありそうだが、出品数が1000にも満たない
人間にとっては、価格改定にも刈取りにもあまり意味ないな。
逆に考えると、アナログとか準アナログな手法でも、
まだなんとかなりそうだ。

月曜日。シモジマでOPPを買ってから、仕入れ2軒。
先に1階でいつも通り、CDとDVDをチェック。
ワンデークーポンを使って会計を済ませてから、初めて2階のフロアへ。
せどらーらしき人はいなかった。コミックの立ち読み多数。

シールでISBNが読めなくなっている。
しょうがないので奥付を見ながらピコピコ。めんどくさい。
「これはちょっと読みたいな…」というものは、
値札500円で、マケプレ相場300〜800円とかそんな感じが多い。
「やっぱりドラッカーとか読まないと駄目なのかなあ…」と思って、
パラパラ立ち読みしてみたが、軽く目眩がしたので退散。
もしCDせどらーがドラッカーの「マネジメント」を読まなかった。
なにかプログラムの本を買って勉強しようかなとも思ったが、
そもそも今は何を勉強すればいいのかもわからない。
サッカー単行本、青年コミックなど、2軒で15冊ほど買って、
バッグが一杯になってしまったので、4時過ぎくらいに切り上げる。

火曜日。今年最初の価格改定。
ここまでの売上は決して悪くないが、自分で決めたルールに従って
粛々と行う。

価格改定をした後は、当然売上はそれなりに上がるのだが、
売れた商品単品に対する利益を出すと、薄利と赤字の死屍累々で、
暗澹たる気持ちになる。
まさに敗残兵である。オマハ・ビーチである。メディーック!
最近だと9KのDVD-BOXを売って、粗利が130円というのもあった。

つまり仕入れで失敗しているわけだが、大体半年以上前なので、
「なぜ仕入れたのか?」というのが思い出せない。
でも要するに、需要と供給に対するポテンシャルを見誤った
ということだろう。
さらっと書いているが、「需要と供給に対するポテンシャル」を
見抜くことが、せどりそのものだと思っているので、
もう少し真剣に考えた方がいいのかもしれない。

逆に「本当にこんなの売れるんかいな」と半信半疑で仕入れた商品が
納品即売れするのは、何年やってても嬉しい瞬間だ。
ちょっとは目利き力が上がってるのかなと勇気づけられる。

水曜日。仕入れ3軒。
2軒目でショーケースの中のCDを仕入れ。多分初めて。
本当にこんなの売れるんかいな。本も少しだけ買う。

帰宅後、今年初の返品あり。7Kの音楽DVD。まあ販売可だからいいか。

トランザクションに「M.comの収益訂正額」なる入金あり。
何のことだ?とググったら、何かの返金キャンペーンらしい。
もう少しわかりやすく書けないもんかね。

木曜日。
朝起きたら、クマノミが水槽の外に飛び出していた。
飛び跳ねたとことなど、今まで一度も見たことなかったのに。

金曜日。仕入れ2軒。
2軒目のCDでまさかの爆釣。ブックオフせどりは未来永劫安泰だろう。
先週書いたことなんて覚えちゃいない。
気を良くして上の単行本・コミックフロアへ。

音楽本8冊、ゲーム本3冊購入。
どれも薄いながらも利益が出そうな感じだが、
専業なら見逃すんだろうな。
コミックは立ち読みが多すぎて近寄れず。
20%オフ券を使って、11冊で1万円くらいの会計だった。
CDで1万円なら片手で持てるが、単行本だとカゴが必要になる。
この差は大きい。

1週間で本を30冊ほど買った。
思っていたよりもせどらーは少ないなという印象。
ビーマーはひとりも見なかった。まあ、たまたまかもしれないが。
おおまかな考え方は本もCDもあまり変わらないと思うが、
ランキングの感覚と、値崩れの感覚、そして時間とコストの感覚
(研磨やケース交換)が違うので、
仕入れ基準を掴むのに時間がかかりそうだ。
というわけで本せどらーにはなれそうにない。

結局、自分用としても売り物としても、中途半端なものばかり
買った気がする。
読みたいから買うんじゃなくて、安くなるというから買ってるだけで、
別にたいして読みたくもないんじゃないか。
どうせさっと一読して売るか捨てるかのくせに。

★★★

ささやかな定番が再発。
というか、バップのミュージック・ファイルシリーズに
こんなサイトがあるとは知らなかった。
=VAP= Music File series Official Site


いわゆる名盤と呼ばれるものは、特別な事情がない限り再発されるのが
当たり前なので、こういう地味なものの再発の方が、油断していた分
ショックは大きい。でもレコード会社側からすれば、アマゾンを見て
「これにこんな値段が付くのなら…」と考えるのが当然だろう。
若者がCDを買わないのなら、中年に買わせればいいんだから。
数はそれほど出ないだろうが、コストだって安い。
せどらーや中古店は面白くないが、新品店舗はありがたいだろう。

リサーチで引っ掛かったもの。

一番高いのはSACDだとして、他の2つの違いがわからない。
どうやらプラチナSHMという新しい規格?らしい。
いちリスナーとしては、正直首をかしげたくなるが、
いちせどらーとしては、有難く恩恵にあずかりたい。

★★★

替えケースを注文している田口化成のサイトがリニューアルしていた。
袋・ケース・梱包資材の【田口化成】

クレジットカードも使えるようになった。
さっそく8穴ケースとCD選書などに使うスリムケースを注文。
便利になったのはいいが、発送が遅い上に連絡なしでいきなり届く。

8穴ケースに関しては前にも説明したと思うが、
簡単にいうと昔と今ではトレイのツメの位置が違うのです。

まとめて買う廉価な替えケースは、最近のものにしか
対応できないのが多い。もっと安い所があれば教えてください。

あと昔の白・黒のトレイ(正確にはクリーム色と濃いグレー)を探している。
サンワサプライなどのケースは明らかに色味が違うので、使いたくない。

中古CDの50円のワゴンなどがあれば、まとめて買うようにしているが、
中のツメが割れていたりする。

★★★

ヤフオクジャパンネット銀行支払いを初めて使った。
Yahoo!かんたん決済より簡単だ。

コーヒーを飲みながら出品作業をすることはない。
ケースを交換したり、OPP袋に入れたりする時に
「やらかす」のが目に見えているので。
だから「出品しなきゃいけないけど、コーヒー飲みたいな」
という時はちょっと困る。

駿河屋さんが特典ディスク付き限定盤を爆安で出していたので、
蝶のように刈り取ったら、届いたのは特典ディスクのみだったので、
蜂のように返品した。

辞書登録してある単語は「三菱東京UFJ銀行」「レターパック500
「歌詞・対訳・解説付き」など。
(「レターパックプラス」という名称は市民権を得ているのだろうか?)
あと、使う頻度は少ないが、台帳に記録するときに
変換が超めんどくさい「最遊記」。

★★★

時々ふと、自分の私生活(というのは大袈裟だが)を
ブログで公開するなんて、下品で馬鹿馬鹿しいこと、と思うことがある。
粗にして野にして卑にして愚な行為だと。
それでも続けているのは、僕自身が他人の日記を読むのが
好きだからだ。作家や著名人の日記も面白いし、それらに負けず劣らず
普通の人の普通の日記も面白い。