かぴぱら堂さんに会いに行く

8時起床、晴れ。
昨夜は泥酔して11時頃寝てしまい、期せずして早起きすることになった。
最近また飲みすぎだな。

朝食はフルーツだけ。
電車で池袋へ。錦糸町で降りる人が多い。
スカイツリーに行く人達とWINSに行く人達。どっちも推測だけど。
午後3時、4軒回って 2万ちょっとの仕入
初物は岩崎宏美ジョニー吉長など。

ここから本日のメインイベント、高円寺へ。
目的はもちろん、中央線古書展に出店されているかぴぱら堂さんに
お会いするため。

知らない人はいないと思うが、念のため。
かぴぱら堂さんはオークションブログ・ランキングで現在1位を独走中で、
あのたそがれ親父さんがせどりの師匠と認めていた方である。
最近は古書組合や買い取りが仕入の中心のようだけれど、
超が10個位付く凄腕のせどらーでもある。
オフ会などでお会いしたことがある方も多いかもしれない。

数日前、かぴぱら堂さんのブログで告知を見た時、
「これはもう行くしか」と思った。
特に行って何をする、何を言うということはないんだけれど、
ブログのネタも頂いているし、一言あいさつしておくのが
スジかなと思ったのだ。高円寺からなら電車一本で帰って来れるし。

高円寺には昔友達が住んでいた。降りるのは10年ぶりくらいだろうか。
ねじめ正一直木賞作にもなった純情商店街が有名だが、
今回はちょっと方角が違うので写真は無し。

手土産というか、差し入れを持っていこうかとも思ったが、
万が一、かぴぱらさんに会えないともったいないし(ケチ)、
その分本を買ったほうが良いと思ったので、手ぶらで行くことにする。

行く前にいくつかのちょっとした懸念があった。
ひとつは
「どの人がかぴぱらさんかわからなかったらどうしよう」
これは全くの杞憂だった。ほとんどが年配の方達だったのに加えて、
会計にいた男性が、「ブログのかぴぱらさんそのもの」の方だったからだ。
つまり精力的で礼儀正しく、スマイリーでピースフルだった。
もう一つの懸念は
「欲しい本が一冊も無かったらどうしよう」
一応、応援も兼ねて来たのだが、欲しくない本を無理に買うというのは
嫌だし、第一失礼だ。
これも問題なかった。ミステリーのハードカバーやハヤカワと
創元推理の文庫がたっぷりあったからだ。
僕は若い頃は純文学を中心に読んでいたのだが、30歳位から急に
ミステリーが好きになったのです。
ロス・マクドナルド夢野久作連城三紀彦などをゲット。
他の棚を物色しているとジャズのディスクガイドがあって、
それもかぴぱら堂さんだったので、買うことにする。
ちなみに入口に案内があって、どの棚がどの店の場所か
わかるようになっている。
また、奥付に新刊書でいうスリップ的な物が付いていて、
それで値段と店名がわかるようになっている。

結局かぴぱら堂さんから4冊、他のお店から2冊購入することにした。
そしていよいよ緊張の会計へ。
以下かぴぱら堂さん(か)とムラシカ(ム)の会話。

か「…2,300円です」
ム「…(お金を渡す)」
か「はい、5,300円お預かりします…3,000円のお返しになります」
ム「(声が裏返らないように細心の注意を払いながら)
あの、かぴぱら堂さんですか?」
か「はい」
ム「いつもブログ読んでます」
か「(ニコッ)ありがとうございます」

これだけ。
まあお客さんも一杯いて忙しそうだったし、話し込むような余裕は
(僕の方にも)なかった。
もしかしたら、ブログのアクセスを増やすために、かぴぱらさんの
名前を利用したなどと思われるかもしれないけど、
でも本当に来てよかった。

これからもかぴぱらさんは古本と笑顔を届けに、日本全国津々浦々に
行かれると思うので、近くのせどらーは(もちろんせどらーじゃない人も)
ぜひ足を運ばれることをお勧めします。

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