せどり、その不確かなもの
9月は後半盛り返したので、なんとなく売れたつもりでいたが、ふたを開けてみると8月よりもちょっと悪かった。ボク、しけてるぜ。前半と後半、15日ずつの売上比率が4:6くらいだった。
今月はとにかく内勤・リサーチを充実させたい。もちろん仕入れも出来るにこしたことはないが、あまり行けなくてもそれはそれで「やむなし」とする。
今週の売上はまずまず。
★★★
というわけで、今週の仕入れは2回だけ。
月曜日。仕入れ4軒。
月末の仕入れはどうしても「数字を伸ばしたい→あれこれ理由をつけて沢山買いたい」となりがち。慎重に検討。でもまあ、懐メロやDVDセット中心に買えた。ついでに初めてブルーレイを仕入れた。アニメの初回限定版。全く自信はないが、ちゃんと売れればこの一歩が道となり、この一歩が道となる、のだろうか。
金曜日。仕入れ3軒。
例によって昼からの出発。まずは渋谷へ。CD棚の間隔が広くなっていてよかった(あまり買えなかったけど)。ヤフオフ!ブースは閑古鳥。その後2軒目でがっつり、3軒目で少し買えた。
3軒目では自分用の本をCDと同じくらいの金額買った。まだ積むというのか。その時思ったのは、小説やコミックは著者名でチェックするが、ノンジャンルの新書などはタイトルと著者名の両方を見たい。「誰が書いたか」で引っ掛かることもあるし「何が書いてあるか」で引っ掛かることもあるから。しかし、つらつらと視線を横にスライドさせながら両方をチェックするのがサイズ的になかなか難しい。あるいは慣れの問題だろうか。CDはタイトルとアーティスト・バンド名・レコード会社はもちろんのこと、モノによってはその他色々な情報(ディスク枚数、発売時期、仕様など)が1度にチェックできて便利だ。
4軒目に行こうかと思ったが、日が暮れたので帰宅。
この日迷った商品。
新譜効果もあるのだろうが、あまりにもどこにでもあるのと、4枚組・デジパックなどの理由で断念。
★★★
言わずと知れた「モータウンの女王」。ベストもオリジナルも、ついでに「ドリームガールズ」もたっぷり在庫がありそうなのでせどり的には難しそう。
グッドニュース
AC/DC、『ロック・オア・バスト』日本発売が正式にアナウンス
バッドニュース
AC/DC、マルコム・ヤングの家族が病名を公表
「マルコムに会い、部屋を出て1分後に戻ったとすると、彼はあなたが誰か覚えていないだろう。短期記憶を完全に喪失している」
「メメント」の世界だ。ジョジョでもやってたな。
僕にもパルコで映画観てた時期があったんです。
TVアニメ『のだめカンタービレ』のコンプリートBlu-ray BOXが発売
CD-BOXやDVD-BOXに、色々おまけが付いていた記憶が。おまけの多いものは嫌いだ。
トム・モレロ、シアトルで門前払いにされたレストランに対して怒りのツイート
「Spread the word」を「拡散お願いします」と訳すのはどうなのだろうか。だってトム・モレロだぜ。
★★★
最近売れたもの
¥1,620→¥3,400
多分今まで50枚以上売っているが、さすがに最近(ここ1年くらい)はきびしい。元々コミケで売っていた商品で、バーコードが無いことも仕入れやすさの理由のひとつだったと思う。今回はまんだらけでの仕入れだが、ブックオフでは¥1,950円売りなので、ワンデー使えば同じくらい。ちなみにアマゾンでのカテゴリは「ミュージック」ではなく「ソフトウェア」。
今期のアニメ「Fate/stay night Unlimited Blade Works」でどうなるかはわからないが、3年前の「Fate/Zero」の時ははっきりと伸びた。僕にしては珍しく秋葉原で回収して廻った。話の内容はもちろん全く知らない。
★★★
最近思うこと。今やってることに限界を感じて(あるいは飽きがきて)、「新しい○○(ジャンル・仕入れ先・手法・etc)」を模索するというのは、当たり前だと思うし合理的だとも思うが、逆に非合理的に極限まで頑張って、そこから開ける道もあるのかなということ。もしそうだとしたら、それは長期的に考えたときにものすごい武器になる気がする。パッションとかモチベーションとかの抽象的理由ではなく、シンプルに期待値的に「あり」なんじゃないだろうか。
雲の上のせどらー達は沢山いるし、CDせどらーだって、世の中に掃いて捨てるほどいるのだろう。ブログやツイッターで情報発信をしている人はその内のごくわずかだろう。CDせどりのものすごい達人だとか仙人みたいな人がいたら、やはりその言葉を聞いてみたい。黙々とせどりで稼いでいる人が日常的に何を考え、どういう行動をしているかというのは、なかなか垣間見ることが出来ない。昔はそういうブログが沢山あった気がするが、最近は予想屋やらコーチ屋やらばっかりだ。もちろん僕の交友関係が狭いせいもあるだろう。「自分がそんな達人になる」と胸を張って言えるくらいならよいのだけれど。
返品されて「販売不可」になっていた商品を手元に返送した。2枚組のCDだったが、「2枚ともディスク2」だった。世界のどこかに「2枚ともディスク1」が存在するのだろうか。