六月の「凱旋行進曲」

素人評論家とそれを冷笑する自称玄人評論家が跋扈する4年に1度の祭典が近づいている。下手くそ、使えない、神、持ってる、采配ミス、あいつを使え、こいつを使うな、戦う姿勢が感じられない、仲良しグループに成り下がった、そして、感動をありがとう。

別にこういうことにうんざりしているわけではない。自分から近づかない限り、特に関わりはない。2002年の時は仕事中だったのでテレビが気になって仕方なかったが、全然興味ない人もそれなりにいた。普通にブックオフせどりしている人もいたのだろう。

言うまでもないことだけれど、選手・スタッフたちは一般の想像を超えるレベルで戦っている(ということ自体が想像にすぎないわけだが)。ディテールを詰め、コンディションを整え、もちろん相手の研究もしている。我々がメディアを通して知る情報なんて氷山の一角のそのまたひとかけら、せどりについて雑誌で書かれているくらいの量にすぎない。

その一端を垣間見れる定番の1本。僕も発売時に上野のHMVで買った。発売は2002年だが、2011年8月に跳ね上がっている。売った人は覚えているだろう。

★★★

日曜日。
せどりに役立つアドオンが豊富ということで、3年遅れくらいでChromeをダウンロードしてみた。重箱の隅をつついて、穿って、ほじくって、使わない理由が3個くらい見つかったので、内心ほっとしてFireFoxに戻る。

月曜日。仕入れ7軒。
9時過ぎまで頑張る。なんて言うんでしょうか、「おうち大好きっ子」の僕でも、なんとなく家に帰りたくない日だってあるじゃないですか。内容的には普段の4軒分くらいだった。がっかり。

木曜日。雨の中仕入れ4軒。
まずまず良かったと思う。ジャパンネット銀行より「IDカードの取り扱いを終了させていただきます」のメール。「トークン形式のワンタイムパスワード」っていうのはあのUSBメモリみたいな機械のことだろうか。どこにしまったっけな。

★★★

TVアニメ『ストップ!! ひばりくん!』DVD-BOX デジタルリマスター版が発売

旧版のDVD-BOXは、ブックオフ浅草稲荷町店にずっとあった気がする。江口寿史は最近は何をやっているのか全く知らないが、初期の短編には優れたものもある。

音楽好きな漫画家は多い。仕事中にずっと聴いているからだろうか。江口寿史も「すすめ!!パイレーツ」の頃は表紙でクラフトワークディーヴォのパロディをやっていた。上條淳士すぎむらしんいちの漫画には、そこら中にオマージュが散りばめてあった。浦沢直樹ハロルド作石は言うまでもない。イカ天ビッグコミックスピリッツのコラボイベントなんてのもあった。最近の漫画についてはよく知らない。

★★★

自分がせどりをする分野に関する知識・素養、または興味というのは「絶対に必要とまではいわないが、あるにこしたことはない。ないよりはあった方が良い」と思う。あるいは「原則として、あればあるほど利益に寄与するが、知識量と収入が正比例するわけではない」というか。

収入を決定する要素というのは商品知識以外にも、ルーティンの効率化だったり、コスト意識だったり、発想の豊富さなどなど沢山ある。時には「奸知(かんち:悪賢い知恵。悪知恵。)」なども。いわば汎用的なビジネススキル、あるいは広義のマネタイズスキルといってもいいかもしれない。

両者(つまり、商品知識とビジネススキル)を併せ持つことが、僕のようなタイプのせどらーの成功の条件なのだろう。これは車の両輪というよりは自転車のタイヤとギヤの関係に似ている。

★★★

最近売れたもの

675→4,400

再発もあったりして、買えるアイテムはさほど多くないが、重要なキーワードであるFOD、あるいは北島健二。これは多分初めて見たアイテムで、amashowやオークファンで調べてもやはりそれなりに珍しそうだ。

こういう珍しいものの価格を高くするか安くするか、というのは考え方が分かれるところだろう。あるいは出品数が多い人は、そもそも価格設定で悩まないのかもしれない。

タイトルに「 -」を含めるとコピペで検索したときにヒットしないのでやめてほしい。

★★★


同じアニメサントラの1と2で、これだけ価格差がある。理由は単に、1は新品在庫があって、2はずっと在庫切れだから。1も在庫切れの頃は高かったし、ある日2が突然在庫復活するかもしれない。そういうことを考える仕事。

GENEONってよくわかんない会社だよね。

★★★

売上はしばらく悪かったが、昨夜にちょっとだけ噴いた。金曜夜の安定感。