アクスタ戦争の始まりと終わり

とある通販サイトから時々新品のCDを仕入れるのだが、そこでは購入履歴が記録されており、同じCDを2回以上買えないようになっている。まあ転売対策なのだろう。

 

「この世間の転売への厳しさよ」と嘆きたくもなるのだが、実際にはそうでもなく、ログアウトして会員登録なしで買えば何回でも買えてしまう。色々とダメダメな最近の日本を象徴するようではある。まあガチで対策しようとすると途方もなく大変そうだし、「やっつけ仕事だけどとりあえずこれで」とか「何もしないよりはいくらかましだから」というゆるい考え方は結構好きだ。
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火曜日。
相変わらず毎日のように使ってないネットショッピングや持ってないクレジットカードの請求が来たりするが、とうとう税務署から「未払い税金のお知らせ」というダイレクトなタイトルのメールが来てしまった。

 

木曜日。
車検の日。いつも2、3時間で終わるのでその後少しだけでも仕入れしようと思っていたのだが、シートベルト関連の部品取り寄せで月曜までかかることとなり帰宅。こうやってちょっとずつ下方修正されていくんだよな。

 

金曜日。電車で仕入れ4軒。
郊外方面への電車仕入れ。2軒目は初めての店。数年ぶりにハードオフのテーマソングを聴いた。都心のブックオフにしか行かないひとは意外と知らないかもしれない。

『ラブハドフ』というタイトルで、作ったのはKICK THE CAN CREWMCUハードオフでCDが800円で販売されており、一時期メルカリやヤフオクでは3,000円前後で取引されていた。ちなみに僕は不覚にも仕入れたことはない。そんなこんなで34点で58Kの仕入れ。

 

土曜日。
久々に強烈な出品を見つけたので思わずPrintScreen。もう部品取りですらない。完全な錬金術

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最近売れたもの

2,310→4,900
1987年、若干21歳でいきなりバブルでディスコな大ブレイク。ジワジワと再評価の声もあるようだが、基本はノスタルジーでしょう。僕の脳内ジュークボックスには『Never Gonna Give You Up』ただ一曲あるのみであることは言うまでもない。色々とミーム的な使われ方をされているようだが、もちろんこのベスト盤を買うひとにとってはそうではない。

 

3,410→6,900
せどり的にまずまず重要なバンド、SUPER BEAVERのライブDVD。これは棚の前で長考した記憶がある。というのも同じライブのBlu-ray盤は新品在庫があり、その価格より高値で販売することになるからだ。でも「Keepaのグラフは嘘をつかない(ただし不完全な部分は多々ある)」ので、勇気を出して仕入れてみた。

 

1,430→3,900
なぜ副題が「将軍と21のコアメダル」なのかと思ったら、まさかの「暴れん坊将軍」だった。これには死神博士もびっくりである。


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からの

再販売の知らせを受けて、ネット上のファンからは「アクスタ買えるようになってうれしい」といった反応があったが、その一方で「数量限定で売ったものを再販していいの?」と疑問視する人が続出。「景品表示法に違反するのでは」「それって有利誤認表示になるんじゃ」といった指摘も相次いでいる。

 また、相場の下落を恐れた「転売ヤー」たちが再販を阻止するために当局に大量通報するのではないかという憶測も流れているようだ。
(中略)
しかし、翌年に「東北ずん子」のTwitter公式アカウントが「消費者庁から『指導』が入りました」と発表。指導の内容は「限定品として販売した物を再販するのはNG」というもので、転売対策であっても「限定品の追加販売は景品表示法違反になる」というのが消費者庁の見解だったという。

転売ヤー」たちが再販を阻止するために当局に大量通報するのではないか、というパワーセンテンス。

 

原曲は現在ブックオフで絶賛ローテーション中。作詞ももちろん小室哲哉だが、英語は全く出てこない。むしろ「あやまち」とか、かなり異質な歌詞なのではないだろうか。Aメロのビートが控えめで始まったり、サビのハモがギリギリ不愉快じゃない(個人の感想です)音量とか、比較的好きな曲。もちろん転調もある。そういえば引退するとかしないとかいうのは何だったのか。

 

まあ若い頃に背伸びしてレンタルしてみるじゃないですか。『勝手にしやがれ』は煙草ばっかり吸ってるし、『気狂いピエロ』は最後が気狂い(当然変換できない)だし、「やっぱり『ダイ・ハード』の方が面白いな」という結論に達するまでそう時間はかからなかった。そして時は流れ、せどりした『中国女』とか『ウイークエンド』とか適当に観てると結構面白い(「わかりやすい」とはまったく思わないが)。字幕はシュガー・ベイブのベーシスト、寺尾次郎が手がけていることが多い。


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のんびりしているうちにもう9月も半ば。ここまで仕入れ軽視・出品重視だったので、ほぼその通りの結果になっている。今月あと5回は仕入れに行きたい。さっき会ったあいつも次の店舗でこんちは。最高じゃない明日もブックオフ