引退、アマチュア、さぼっても

日本シリーズで熱戦が続いている。テレビで守備位置や配球の解説を聞いていると、「へー、そんなことまで考えているのか」と感心することも多い。「来た球を打つ」という時代ではないのだ。

毎年ドラフトで新しい選手が入り、当然同じくらいの数の選手が「ところてん」されて引退したり他のリーグを目指したりする。また、引退した何人かはコーチになったり解説者になったりする。そうすると必然的に、今までコーチや解説者をしていた人が「ところてん」されてしまう。

せどらーの世界でも、僕の知らないところで有望な新人が入ってきたり、静かに引退される人がいたりするのだろうが、そこはあくまで本人の自由意志である。アマゾンが出品者を「ところてん」し始めたら恐ろしいことになりそうだ。そこまでいかなくても、出品者とインセンティブやオプション契約を結ぶのは過去に実験的にやっているし、これからもありそう。

(先週の)土曜日。電車で仕入れ4軒。
1、2、4軒目で「CDまとめ買いセール」をやっていたが、さすがに買うものがない。なんとか5枚強引にかき集めた。ただ、例えば3年前や5年前だったら、その「強引なかき集め方」にしても、もう少し洗練されていなかったと思う。せどらーは常に成長しなければいけない。でもどうすれば成長できるか、どの方向に成長すればいいのかを先読みすることはなかなか難しい。原田知世ザバダック、レッド・ウォーリアーズ、エレファントカシマシキンクス、ドッケン、ジャニス・イアン、宝塚、沢山ありそうで意外と珍しい角松敏生など23点で24Kの仕入れ。

月曜日。車で仕入れ3軒。
久々に高速を使って車での仕入れ。3軒と少ないのは、僕には赤鼻のトナカイがいないので、暗い夜道が怖いからだ。本当の話。

1軒目では「CDまとめ買いセール」を「好評につき期間延長」していた。ハンバート・ハンバート真島昌利原田知世斉藤和義テレサ・テンウィルコ・ジョンソンLiaなど19点で30Kの仕入れ。

火曜日。
「【重要】Amazon Mastercardのポイント還元率変更について」というメール。FU・ZA・KE・RU・NA〜と思ったら、還元率が下がるのではなく上がるのか。うむ、よきにはからえ。

高樹沙耶という名前で思い出すのは中学生の頃にテレビで見た「チ・ン・ピ・ラ」という映画。主演は柴田恭兵ジョニー大倉、監督は川島透、脚本は金子正次、主題歌は福岡ユタカホッピー神山のPINK。

せどらーってのはやっぱりアマチュアなのかねえ。店舗とか組合とか法人とかじゃないと、プロにはなれないのかねえ。DVDは昔高かったが、数年前に再発された。

Yahoo!ニュースで「ピート・バーンズさん死去」と出ていたが、誰のことかずっとわからなかった。デッド・オア・アライヴの人だったのか。

これもまた80年代。

木曜日。
相場4KくらいのCDを1円で出品していた。ヤマトにFBAのダンボールを渡した後で、まだ反映される前だったが危なかった。1円で売れていたらちょっと立ち直れなかったと思う。

夕方からひたすら研磨。研磨しながら動画を見たり、電子書籍や雑誌を読んだりするので、なかなか捗らない。でも集中して研磨を早く終わらせて、「ちょっと休憩しよう」と思って何をするかというと、やはり動画を見たり、電子書籍や雑誌を読んだりするのだ。だから一概に「効率が悪い」とは言えない。

これは出品に関しても同じで、基本的に、あるひとつの出品とその次の出品というのはシームレスではなくセパレート、要するに無関係だ。だからその間に食事をしたり昼寝をしたり風呂に入ったりしても特に問題はない。これがもう少し集中や段取りを必要とする作業だと、再開の際に「えーっと、どこまでやったんだっけな」という「助走」が必要となる。だから、出品時にさぼってしまうことに対して、過度に罪悪感を持つ必要もないのかなという気がする。なんだかさぼってもいい理由を熱弁するブログになりつつあるな。

最近売れたもの

1,250→3,900
1,250→4,400
このような「何の変哲もない」洋楽が仕入れの対象となったのは、このブログを始めた後だと思う。3年前とか5年前とか、調べればわかることだが、調べてまで知りたいことでもない。いずれにせよ、今では欠かせない仕入れジャンルのひとつ。

もっとも、これは上手く実を結んだ例であって、実際には上手くいかず途中で見放してしまったジャンルも沢山ある。あのまま根気よく続けていればどうだったのか…というのはもちろんわからない。人生はトレードオフ

今週のテーマは、なんとなく「リソースの有効活用」という感じだろうか。まあ僕の場合は「時間」とほぼ同義だ。時間の有効活用に関して悶々と悩み、同じところをグルグルと廻っているのは、それ自体が時間の無駄というジレンマ。

せどりとは全く関係ないけれど、「ブロンズのお姉さんに道を訊かれた」みたいな文章を見かけて、ちょっと笑った。こうやって自分の知らないところで誰かを和ませるというのは素敵だ。そんな野に咲く花のように僕たちも生きていけたら素晴らしい。でもハロウィンだからな。ブロンドではなく本当にブロンズのお姉さんだったのかもしれない。