配信で半信半疑

今月も関東遠征に行ってきた。このブログのために簡単なメモのようなものを毎日書き留めていたのだが、誤って消してしまった。ファック。全体で28店舗廻って28諭吉ほどの釣果だった。毎年11月はあまり買えないので、次回は12月の出来るだけ遅い時期に行きたい。

ミスチルの新譜が発売されたので、関連商品として「REFLECTION」のUSB付きなどを探したのだが全く見つからなかった。典型的な「普段はいくらでも棚にある(気がする)のに、いざ探すと見つからない」だ。情報を収集することと、それをお金に換えることとの間には、いくつもの高い壁がある。

最近売れたもの

3,300→6,900
ヤフオクでbookoff2014より仕入れ。出品時に気づいたのだが、このドラマはPrime Videoで3,300円で全話購入可能だった。もちろんHD画質。字幕と吹替えはどちらか選ぶ必要がある。

「これは失敗したかな」と思ったがあっさりと売れた。Prime Videoのリンクが貼ってなかったのが幸いしたのだろうか。DVDでもリンクが貼ってあるものとないものとがあり、その基準はよくわからない。

それともラックにずらりと並んだDVD-BOXを眺めてニヤニヤする(偏見)パッケージ派の人だったのだろうか。映像メディアにおけるレンタル・中古購入・配信などのそれぞれの選択の基準を知りたい。僕は豪華なブックレットなどが付いていない限り配信派。


1,330→3,900
マケプレ仕入れた短冊8cmシングル。商品価値が音源(コンテンツ)にもパッケージにもあまり感じられなかったので、仕入れるべきか少し悩んだがあっさりと売れた。カラオケバージョンが収録されているので練習用だろうか。ちなみにカラオケバージョンの配信もある(250円)。カップリングのカラオケバージョンというマニアックな要求も十分考えられる。

そろそろクリスマスのCDを購入してもあまり不自然ではない時期になったが、今年は新たに仕入れた量が非常に少ない。松田聖子の定番モノとか棚に全然なかった。去年の残りがまだ結構あるので、それを捌いてこのジャンルもそろそろおしまいかな。こちらにも配信の影響などがあるのだろうか。あるいはクリスマス・パーティなどという虚栄の塊(偏見)のような催しが下火を迎えつつあるのだろうか。

自信のあるもの・確信のもてるものだけを仕入れていたのでは、絶対的に量が足りない。半信半疑のものを仕入れるのにももうすっかり慣れた。950円くらいなら「まあこれくらいなら失敗してもいいか」くらいの気持ちだ。せどらーとして「スレた」というべきか。しかし、半信半疑で仕入れたものが上手く売れるというのはせどりにおけるささやかな喜びのひとつである。もちろん自信満々で失敗することも度々あるので、打ち消し合ってこれもカロリーゼロ。

ヤフオクのブックオフ

自宅で介護をしていると、沢山の人が家に来る。医者や訪問看護訪問介護やケアマネージャー。あるいは親戚や父の友人などが突然やって来る。初めて会う人には一応僕の状況というか境遇のようなものを簡単に説明する。家で独りでインターネットで仕事をしており、通勤の必要がなく、時間も融通が利くとかなんとか。僕は外出しない時は基本的にパジャマのままだし、ヒゲもろくに剃っていないので、説明しないとなんというかワケありの人にしか見えないだろう。

ヤフオクでの仕入れについて記す。もちろんツールを使っているが、残念ながらAPIの提供はすでに終了している。今はまだ問題なく使えているが、そのうち使えなくなるのかもしれない。その意味ではいつも通りあまり有用ではないエントリだが、でもまあとりあえず。

仕入れの対象としているセラーはbookoff2014、つまりブックオフのみだ。もうひとつbookoff2016というのもあるが、これはブックオフオンラインのことであり、入札対象は少ない。セラーを絞っている1番の理由はレンタル落ち・サンプル盤・海賊盤などのリスクを回避するため。ただし、アジアドラマのDVDに関しては海賊盤っぽいのがチラホラとある。これも写真を見れば回避できるし、写真が足りないものは入札しなければよい。1度落札して届いた商品がサンプル盤だったことがあるが、もちろん着払いで返品できた。検品時の見落としや商品知識の不足からくる不備(例えば、本来2枚組の商品なのに1枚で出品しているとか)というのも、店舗で散々慣れているので「それなりの確率」で存在すると思っていれば驚くに値しない。いずれにせよ写真でしっかり確認し、確認できないものに関しては付属しないと考えるのが原則となる。

いかにして検索ワードを工夫するかとか、検討不要のものを取り除くかという細かいノウハウもあるのだが、ここでは省く。入札スタイルは上限金額から送料を引いて入札して放置するだけ。現在価格が1円だろうが終了日がその日だろうが1週間後だろうが気にしない。もちろんオークションなので必ず落札できるわけではない。体感的には落札率は3割ほどだろうか。そのうち7割くらいは入札件数1件、つまり競っていない(というか競るようなものは勝てない)。1日1時間くらいの作業で、大体月10万円くらいの仕入れになる。もちろん検品や出品の時間は別。

最近売れたもの

3,580→8,900
bookoff2014で落札。神奈川県内の某ブックオフから送られてきた。僕の巡回ルートに含まれている店舗だが、全然知らない映画で店頭で手に取る可能性は低い。リストとツールあっての物種である。落札したことにより商品が脳内にインプットされたので、記憶が残っていれば(これ重要)、今度は店頭で見かけると手に取ることが出来るだろう。相乗効果でヨクなろう。短い映画だったのでサクッと観てから出品。刑事役にこのヒゲはわざとなのだろうか。若き日の堺雅人も出ている。


1,948→14,000
マケプレフランチャイズの某ブックオフから仕入れ。モノレートを見ると相場のアップダウンが激しい。これはカタログ通りの4枚セットとバラ売りが混在しているためと思われる。おそらくバラ売りの相場に釣られて価格設定したのだろうが、コメントに「4枚組」と書いてあったので仕入れた。いかにもインディー上がりなバンドだが、紅白出場のダークホースらしい。

ちょっと面白かった。


1,435→7,900
これもマケプレ仕入れ。ポール・マッカートニー、リアーナ、カニエ・ウェストのトリプルビッグネームシングル。なぜか1年ほどで廃盤になっている。


1,950→3,900
ブックオフ店舗仕入れ。定期的に浮上するが、非常によく見かけるので深追いは禁物。このシリーズの歌詞カードはブックレットではなく、シングルレコードのミニチュアジャケットが復刻されて入っている。それで音源としてよりもファンアイテムとしての評価が高いのではないかと推測。オフコースって最初は2人だったんだ。A面の作曲が小田和正、B面が鈴木康博というのが徹底されているが、これはレコード会社の意向らしい。ちょっと切ない。

先日スタートしたゆうパックスマホ割を早速使ってみた。基本運賃から180円割引というのは持込割引と同一割引を合わせたのと同額だが、さらに年間10個以上の発送で次の発送から10%割引となる。事前にサイズを入力しなければいけない。実寸は86cmくらいだったので100サイズで登録したが、窓口では80サイズにしてくれた。送り状を手書きしなくてもよいのは非常に助かるが、スマホで選択する際に間違えないようにしないと。

さすがに9月の売上は最悪だったが、最近は出品を頑張ったので回復基調。しばらくはもつだろう。

地を這うせどり

相変わらずマケプレヤフオクを中心にネット仕入れしている。交通費と移動時間が要らないという大きなメリットはあるが、どうしても絶対量が足りない。もっと手を広げることも不可能ではないのだが、そうすると時間効率が落ちてしまう。

そんなこんなで切羽詰まったので、なんとか都合をつけて1週間ほどの関東遠征に行ってきた。人と会ったり雑用も多く、20店舗ほどしか廻れなかったが、今回もギリギリ及第点程度には仕入れることができた。都心よりも郊外のほうがやや買えた感があるが、これは紛れの範囲だろう。ちなみに遠征と言ってもビジネスホテルなどではなく、自分の家に泊まっている。

9月8日(土)。車で仕入れ3軒。
緊張の初日だったがまずまず。ゆらゆら帝国石川さゆり中山ラビ白井貴子みなみらんぼう憂歌団、チープトリック、ユーロビートきかんしゃトーマスなど18点で26Kの仕入れ。DVD・ブルーレイはなく全てCD。

9月10日(月)。車で仕入れ3軒。
行きで結構な渋滞。基本的に首都高の中央環状線(およびその内側)に入ることはないのだが、久々に山手トンネルと大橋ジャンクションのぐるぐるを通過。1軒目は750円1枚だけ。この店はもうリストから外す。2軒目の9,950円の邦画サントラで長考。1年前だったら見逃した可能性が高いが、ここは自己査定甘目で確保。ジッタリン・ジン、ブレッド&バター、ハニー・シックス、谷村新司マイケル・ジャクソンなど15点で28Kの仕入れ。以前も書いたプラケースの上から(または下から)のぞき見て特典の有無を確かめるタイプのDVD・ブルーレイの特典付きが揃いであって歓喜。帰りはモロに帰宅ラッシュにぶつかって想像以上の渋滞。

9月11日(火)。電車で仕入れ4軒。
この日は1軒目に大型店、2・3軒目に中型店、状況に応じて4軒目の小型店へ、という予定。当然1軒目の大型店に期待がかかるが5点6Kのみ。2軒目で沢田研二の放出があり、定番のCD2枚確保。ライブDVDもあったが、どれもまあ高い。損はしないと思うが…結局見送り。4軒目の小型店では結局坊主だったが、この店はもう1回くらい様子をみたい。東京の場合、小型店でも地方の大型店と比べて遜色なかったりする。僕にとって相性が良い小型店は、下赤塚、十条、浜田山など。ザバダック宮沢りえ聖闘士星矢、プロレスQなど12点で32Kの仕入れ。

9月12日(水)。電車で仕入れ4軒。
原田知世谷村新司ザ・グッバイ、ジッタリン・ジン、吉田美奈子、ends、大野克夫など17点で30Kの仕入れ。

9月13日(木)。電車で仕入れ3軒。
1軒目は秋葉原。1階のレイアウトが大きく変わっていたが、レジを少なくして大丈夫なのだろうか。ショーケースのアニメDVD・ブルーレイBOXを全部見えるようにしたのは正しい判断だと思う。早川義夫松任谷由実、E.Z.O、ピチカート・ファイヴ、箏座、マイケル・ジャクソンジミ・ヘンドリックススクリッティ・ポリッティなど17点で37Kの仕入れ。スクリッティ・ポリッティは玄人受けする80年代のニュー・ウェーヴ・ユニットだが、僕のストライクゾーンからはやや外れる。

9月14日(金)。
日中は所用でつぶれたため、夕方から車と電車で仕入れ3軒。横山輝一藤田恵美セリーヌ・ディオンなど10点で24Kの仕入れ。

最近売れたもの

750→3,900
オルゴールものの定番。以前はよく見かけたが最近はご無沙汰。同じタイトルで違うカタログがもうひとつあるが、こちらには出品しない方が無難。

似たようなタイトル、つまりオルゴールのウェディングものCDというのはいくつかあり、どれも似たような曲の並びのように思えるが、需要があるということはなにか売れる理由があるのだろう。また、曲の雰囲気を確かめたかったら買う前に試聴できるというのはアマゾンの大きな強みだろう。

実家に戻って3日経つが、全力で鋭意出品中かというとそうでもない。ネット仕入れや定期的なリサーチも並行して行わなければならず、まだ遠征の荷物を解いてすらいない。この遠征生活というか往復生活が続くこと自体はそれほど問題はないのだが、その時期や期間を自由に選べないのは非常に困る。在庫は900点を割っていよいよ干上がりそうだ。今が売上的には底だと思うので、なんとか地を這って耐えしのぐしかない。

堕落の夏

実家に戻ってネット仕入れに精を出しているが、釣果は目標金額の7割程度。当然売上も下降。にも関わらず特に焦ることもなく、仕入れたドラマや映画を毎日のように観るレイジーでレイドバックな夏を過ごして「いた」。7月の中旬までは。

出品数が3桁になったあたりでさすがに限界を感じ、色々と都合をつけて関東遠征に行ってきた。ほぼ以前と同じくらい買えて一安心。今回買えなかったらちょっと胃が痛くなったかもしれない。しかし夏休み前とはいえ、どのブックオフも空いていた。おかげで快適にサーチができたが、それはそれで今度はブックオフの売上が心配になってしまう。そういえば風の便りで渋谷店が閉店すると聞いた(今回は行かなかった)。閉店はこれからも続くのだろう。あいかわらず無駄な棚移動と練度の低いバイトにイライラしたが、店自体がなくなってしまうのはこちらとしても死活問題だ。

ブックオフせどりが沈みゆく舟ならば、逃げられる人は早めに逃げるのが正解である。僕はこれといった逃げ場所がないので、もう少し粘って顛末を見届けたい。せどりブログ界隈も閑散としてきたようだ。あるいは僕が知らないだけで、他のどこかで賑わっているのだろうか。情報商材とかセミナーとかやっていた人たちは、上手く次のネタを見つけることができたのだろうか。心配…にはならないな、全く。

あとは、暑さのせいもあるだろうが、体力が落ちたなあと感じた。昔は仕入の途中で休憩したいと思ったことなどなかったのだが。次回の関東遠征も2、3ヵ月後になるだろう。

最近売れたもの

「最近」といっても3週間くらい前かな。もちろん「おっさんずラブ」絡みでリサーチしたもの。僕の場合トレンドものはほぼ店舗仕入なので、頑張ってもこの程度だった。「都会のブックオフに行けばゴロゴロあるんじゃないか」と歯ぎしりすることしきり。しかしまあ、片方だけ観たけど酷い映画だった。

田舎暮らしは不便なことも多いが、よいことも少しはある。大きな音が出せるというのもそのひとつだ。というわけで最近、レコードプレーヤーが欲しくなってきた。レコードの音があたたかいとか柔らかいとかいうのは、いかにもエセ科学っぽい気もするが、どうなのだろう。いい加減解明されてもよさそうなものだが。秋の夜長に家で独りでレコードとCDの聴き比べをするという優雅な生活にあこがれるが、まだまだそんな余裕はない。

シーズン2的な

4月、5月とロクな仕入れができず、出品にもあまり時間をかけられなかった。FBAもこの10日間でひと箱しか送ってない。にも関わらず、売上はそれほど悪くなかった。当然在庫は大幅に減り、ピーク時の85%ほどになった。ゲーム「ガンパレード・マーチ」では、部隊の残存が8割を切ると撤退を始めるという設定があったが、そう考えると結構なやばたにえんである。

5月某日。
コンパクトカーに仕事道具を目一杯詰め込んで、なんとか6時間のドライブを終えた。コストと疲労を天秤にかけると…新幹線のほうがいいかな。読書もできるし。

5月某日。
とりあえず車で30分圏内のブックオフとブックマーケット、そして2軒のゲオに行ってみた。結果は6点で8Kの仕入。もちろん4軒合わせての話である。思った以上に悪く、これでは戦力になりそうもない。せどり禁断症状が出た時の応急処置くらいには使えるだろうか。ブックオフはパチンコ屋の跡地を利用した大型店で点数はそれなりにあったのだが、いかんせん棚が都市部のそれよりかなり劣っていた。車で1時間圏内に広げればもう数店舗増えるが、わざわざ行く価値があるかは疑わしい。

5月某日。
ネット仕入れをしていると毎日アマゾンやブックオフやゲオや買取王子からたくさんの荷物が届く。カブに乗って郵便を配達してきたのが小学校の同級生だった(向こうから話しかけてきた)。田舎あるあるだろうか。「平日の昼間なのに仕事にも行かないで…」と内心憐れんでいるかもしれないな。「天然コケッコー」のシゲちゃんみたいだ。

ゆるやかにシーズン2的な生活が始まったわけだが、前途多難である。底辺プロフェッショナル制度をフル活用して今まで通り長時間労働することになるだろう。元々が独り好きでインドアな人間なので、 生活習慣にそれほど変化はない。ただ外食はほとんどしなくなった。そもそも僕が住んでいる所はまずまずの、なかなかの、かなりの田舎なので、歩いて行ける範囲に飲食店というものがない。移動は当然車なので酒も飲めない。スーパーは一応あるが、ワインの品揃えは少ない。アマゾンを頼ることになりそうだ。

旅の終わり

親の介護のために実家に戻ることになった。僕くらいの年齢の人間にとっては、わりとよくある話なのだろう。現時点では必ずしも僕が必要ということはないのだが、年寄りだけの生活はなにかと不便かつ不安だろうし、車の運転も心配だ。全てが済んだらそのまま実家に住み続けるかはわからない。そもそも「全てが済む」のがいつになるかがわからない。1年後かもしれないし、20年後かもしれない。

仕事はどうするか…と考える余地はない。せどりの他に何も取柄がない人間なので、続けるしかない。最大の問題は仕入れで、わずかにある店舗とネット仕入れに頼るしかないだろう。そして可能ならば数ヵ月に1度関東遠征を、というスタイルを想定している。いつかこのような日が来るのは前からわかっていたので、それなりに準備をしてきたつもりではあるが、果たしてどうなるやら。

一応このブログは残しておいて、数ヵ月に1度くらいは経過報告しようと考えているが、正直どうなるかわからない。別に勿体をつけているわけではなく、本当にどうなるかわからないのです。介護がどれくらい大変なのか、仕入れが今までと同じくらい出来るのか、そんな中で果たしてブログを書く心身の余裕があるのか、そして何を書けばよいのか、さっぱり見当がつかない。僕にとって「せどり」とはあくまで「背取り」なので、「せどりブログ」を名乗るからには背表紙を見て抜き取るという作業の記録をその中心に据えたい。

最近売れたもの

ずっと仕入れに行けない・行っても買えない日が続いていたが、タワレコの石川優子紙ジャケ再プレスに救われた。新品なので検品が楽だし、このあたりには同業他社(他者)の目があまり届いていないという確認が出来たことも収穫だった。もっとも、マケプレタワレコが参入してきたらその時点で終わる話ではあるが。

あとはもちろんユーミンとか。

というわけで次の更新がいつになるかはわかりませんが、(多分)これで終わりということはないので、惜別のコメントは不要です。誰もしませんよね、失礼しました。