堕落の夏

実家に戻ってネット仕入れに精を出しているが、釣果は目標金額の7割程度。当然売上も下降。にも関わらず特に焦ることもなく、仕入れたドラマや映画を毎日のように観るレイジーでレイドバックな夏を過ごして「いた」。7月の中旬までは。

出品数が3桁になったあたりでさすがに限界を感じ、色々と都合をつけて関東遠征に行ってきた。ほぼ以前と同じくらい買えて一安心。今回買えなかったらちょっと胃が痛くなったかもしれない。しかし夏休み前とはいえ、どのブックオフも空いていた。おかげで快適にサーチができたが、それはそれで今度はブックオフの売上が心配になってしまう。そういえば風の便りで渋谷店が閉店すると聞いた(今回は行かなかった)。閉店はこれからも続くのだろう。あいかわらず無駄な棚移動と練度の低いバイトにイライラしたが、店自体がなくなってしまうのはこちらとしても死活問題だ。

ブックオフせどりが沈みゆく舟ならば、逃げられる人は早めに逃げるのが正解である。僕はこれといった逃げ場所がないので、もう少し粘って顛末を見届けたい。せどりブログ界隈も閑散としてきたようだ。あるいは僕が知らないだけで、他のどこかで賑わっているのだろうか。情報商材とかセミナーとかやっていた人たちは、上手く次のネタを見つけることができたのだろうか。心配…にはならないな、全く。

あとは、暑さのせいもあるだろうが、体力が落ちたなあと感じた。昔は仕入の途中で休憩したいと思ったことなどなかったのだが。次回の関東遠征も2、3ヵ月後になるだろう。

最近売れたもの

「最近」といっても3週間くらい前かな。もちろん「おっさんずラブ」絡みでリサーチしたもの。僕の場合トレンドものはほぼ店舗仕入なので、頑張ってもこの程度だった。「都会のブックオフに行けばゴロゴロあるんじゃないか」と歯ぎしりすることしきり。しかしまあ、片方だけ観たけど酷い映画だった。

田舎暮らしは不便なことも多いが、よいことも少しはある。大きな音が出せるというのもそのひとつだ。というわけで最近、レコードプレーヤーが欲しくなってきた。レコードの音があたたかいとか柔らかいとかいうのは、いかにもエセ科学っぽい気もするが、どうなのだろう。いい加減解明されてもよさそうなものだが。秋の夜長に家で独りでレコードとCDの聴き比べをするという優雅な生活にあこがれるが、まだまだそんな余裕はない。