大漁、充電、紛失
夏に買った「逆転裁判6」をようやく遊び終わった。出品しようとしたら驚くほど安くなっていたので、これも買取に出すことにした。このシリーズはいつも遊び終わるとすぐに売っているが、ここまでの値崩れは今までなかったと思う。ダウンロード版は高い。というかダウンロード版(番号)もアマゾンで売っているとは知らなかった。
(先週の)土曜日。電車で仕入れ3軒。
1軒目は3ヵ月ぶりに訪れた郊外大型店だったが、ここで大漁(当社比)。3時間くらいかかったと思う。CD選書などでも見たことないのが沢山あった。もちろん初めて見るからと言って、それらが全て買えるわけではないのだが。4軒行く予定だったのを3軒に減らし、残りの2軒ではたいしたことなかったので、トータルではそれほどでもない数字。石川ひとみ、杉山清貴、柏原芳恵、石野真子、谷村新司、天地真理、世良正則、石川セリ、原田知世、柳ジョージ、矢野顕子、吉川晃司、中島みゆき、清水宏次朗、ジェネシス、青春歌年鑑、フリー・ソウル、LIGHT MELLOWなど29点で54Kの仕入れ。DVDは1枚だけ。BOXなしでこれだけ買えるのは珍しい。
月曜日。電車で仕入れ3軒。
電車に乗って本を読もうとリュックのポケットを開けた時に、モバイルバッテリーを忘れたことに気づいた。何度同じミスをしたら気が済むのか。すぐに折り返して取りに帰れば20分くらいのロスで済んだはずだが、なんとなく負けのような気がしたのでそのまま仕入れへ。調べてみると街中で充電できる場所として各キャリアのショップや家電量販店などが挙げられていた。しかし実際に行ってみると、全然そんなコーナーないのだけれど。それにその場合だと充電している間、ただじっと待つことになる。やはり移動・仕入れ中に充電できるのが望ましい。結局この日も4軒行く予定だったのを3軒で切り上げた。1時に家を出て、6時に帰路につくという効率の悪さ。せどりの内容自体は悪くなく、大江千里、角松敏生、原田知世、太田裕美、松尾清憲、谷村新司、プリンスなど22点で41Kの仕入れ。
金曜日(天皇誕生日)。電車で仕入れ4軒。
郊外の中型店ばかりで、予想通り悪かった。この日廻った4軒のうち3軒はもう当分行かなくていいだろう。小室哲哉、Vow Wow、小泉今日子、オリビア・ニュートン・ジョン、モリッシー、ザ・キング・オブ・ファイターズなど9点で12Kの仕入れ。ひどいな。
ちなみに「ザ・キング・オブ・ファイターズ」というのは対戦格闘ゲームの一種で、サントラが沢山ある。CDせどり的には押さえておかなくてはいけないが、僕自身はこの手のゲームは全く出来ない。昔、ストⅡブームの時に「かめはめ波」みたいのが上手く出せなかった。勝ち続ければお金を使わずにずっと遊べるというのは、画期的だけれどややストイックに過ぎるかなと思った。
9月にFBA在庫から返送をかけたCD3点が行方不明であることに、今週になって気づいた。アマゾン倉庫からは発送されているらしいが、3ヵ月以上経っているのでヤマト運輸の追跡番号が使えなくなっている。「絶対に受け取っていない」という自信があればヤマトを問い詰めるのだが、自分で間違えて捨てた、あるいは今もどこか(タンスの後ろとか押入れの隅っことか)にある可能性が少なくない。仕入れ価格は3点で4Kほど。冬眠前に埋めた木の実の場所を忘れたリスもこんな気分なのだろうか。
開き直るわけじゃないが紛失自体は仕方がないと思う。人と物があればそこに必ず紛失はつきまとう。プラトンもアインシュタインも、鉄血宰相ビスマルクもドストエフスキーも、多分紛失はしただろう。「あー、ちくしょう、見つかんねーよ」と舌打ちをしたことだろう。アマゾンも紛失するし、運送会社も紛失するし、ブックオフも紛失する。当然せどらーだって紛失する。でも3ヵ月もそれに気がつかないというのは問題だなあ。今回は久々に価格改定しようと思って気づいた。やはり月に1回くらいはした方が良いのだろうか。
今年のクリスマス・ソング。このtheyはもちろんアフリカの飢えた人たちのこと。ポール・ヤングの「今はクリスマス。恐れることなんて何もない」という歌い出しで始まるが、現在となっては世界はテロを恐れているし、アメリカは「メリー・クリスマス」も言えないこんな世の中じゃ、になってしまっているらしい。最後の「feed the world」の繰り返しが、「80年代にはまだそんな余裕があったんだなあ」とアイロニカルに響く。
今年は帰省しないので、多分来週も更新します。