宇多田ヒカル、まとめ買い、ボブ・ディラン
セール効果は早くも薄れて、売上が減ってきた。価格改定すれば売上は増えるのだろうが、在庫が減るのであまりしたくない。在庫を減らさずに売上を増やす方法はないかなあ、などと考える。やはり残業100時間しなければいけないのだろうか。
(先週の)土曜日。電車で仕入れ4軒。
例のブックオフの店内放送で「『Automatic』を聴いたときはみんなショックを受けた」みたいなことを言っているが、僕は正直に書くと「地味な曲だなあ」くらいの感想だった。メロウとまでは言わないが、サビの盛り上がりに欠けるというか。あとはまあ、あんまり可愛くないなとか。ちょうど同じ頃にブレイクしていたMISIAの場合は高音だとか、いかにもなフェイクだとか、記号的なわかりやすさがあったが、「Automatic」はその辺も控えめだった。
15歳で、さらに自分で作詞作曲をしていると知ったときはもちろん驚いた。その後の大ブレイクは皆さんご存知のとおり。「ああ、自分には『先見の明』というものが全くないのだなあ」と違う意味でショックを受けた、思い出の1曲。
もう18年も前なのか。
そんなことを考えていると目の前に新譜があったので、なんとなく購入。定価3,240円(税込)のところ、破格の2,750円だった。
吉川晃司、bloodthirsty butchers、小室哲哉、藤田麻衣子、所ジョージ、吉幾三、デヴィッド・ボウイ、テレサ・テン、サクラ大戦、珍しく伊藤敏博など21点で42Kの仕入れ。
この人は確か国鉄(当時)で働いていたはず。副業OKだったのだろうか?サビまで2分半もかかる曲は今じゃ無理だな。
月曜日(体育の日)。バイクで仕入れ8軒。
3軒目と5軒目でCDまとめ買いセールをやっていた。950円〜1,550円のCD5枚以上で半額という、なかなか僕向きなセールだ。950円→2,000円は普段なら買わないが、半額なら買える。そうなると、いつもサーチしないようなCDもサーチしなければいけない。どの辺りが狙い目になるのか…いつもはあまり考えないことを考えて、悩ましいけれどちょっと楽しい。宇崎竜童、小沢健二、宇多田ヒカル、ノーナ・リーヴス、MONDAY満ちる、トワ・エ・モワ、BUZZ、Swinging Popsicle、ジャム、マーヴィン・ゲイ、ポール・サイモン、珍しくトンプソン・ツインズなど24点で18Kの仕入れ。単価は750円と普段よりかなり低め。
水曜日。
年に一度の健康診断。体重や血圧は普段から測っているので、気になるのはやはり血液検査。一応気休めに2日ほど酒を抜いた。夜は当然大いに飲み、大いに食す。
木曜日。
ノーベル文学賞にボブ・ディラン。何年か前に候補になったのは知っていたが、さすがにびっくりした。
1965年のヒップホップ。後ろに映っているのは詩人のアレン・ギンズバーグ。
金曜日。
いつもなら火曜日にあるはずのアマゾンの入金がまだない。週明けか。スペリオールが面白い。
最近売れたもの
3,450→8,900
8月末に仕入れて、ジワジワ値崩れ中。「売り時を逃したかな、少し安くした方がいいかな」と思っていたところ、旅立ってくれた。このあたりもデータを集めてパターン化したいものだが、なかなか手が回らない。
宇多田ヒカルの新譜はピアノとストリングスがメインのアダルトな印象。といっても、ひと昔前の今井美樹や古内東子のようなラウンジ・AOR寄りではなく、強いSSW性は残る。ジムで聴いているけれど、あまりランニングのBGMには合わない。「人魚」というハープの曲がお気に入りだが、YOUTUBEにはないので、代わりに今ちょっとだけハマッている「ダンスにゴンゴン」を。PPAPはどうでもいいけれど、こっちはちょっとくせになる