スポーツクラブ、Dancer、ペット・サウンズ

10年くらい前に、スポーツクラブに通っていたことがある。まだサラリーマンだったので、平日の夜に多く行っていた。規約ではタトゥーは禁止だったと思うが、実際には腰や脛の隙間からワンポイントやトライバルをのぞかせている若い人がたまにいた。そういう人たちが一生懸命バイクを漕いだり、ウエイトをやったりしている。もちろん昼間は真面目に働いているのだろう。なんとなく日本も変わったなと思った。

(先週の)土曜日。
出品時にブックレットをパラパラとめくっていると「作詞:松岡正剛」の文字が目に留まった。調べてみると作曲もしていたらしい。さすがに多才すなあ。

CDせどらーですら知っている1冊。ちなみに現物を見たことはない。まあ当然か。

火曜日。
近所のスポーツクラブを見学。前述の通り、以前他の所に通ったことがあるので、「今なら最初の月会費が無料のキャンペーンやってます!」と言われても、「1年中やってるじゃねえか」とうすら寒い反応をすることになる(口には出さない)。入会金無料を謳いながら、入会事務手数料3,000円(税別)を取るあたりにも殺意を抱くが、まあそういうビジネスなのだとしか言いようがない。とりあえず4月から通うことになりそう。

コンビニでノートを買った。(紙の)メモ帳はどんどん捨てていくし、Evernoteも要らないと思ったらどんどん削除していってしまう。いつも必要という訳ではないが、時々読み返すあるいは読み返す可能性があるテーマを書き留めておくことにする。

水曜日。バイクで仕入れ2軒。
所用で警察署に行ったついでに仕入れ。CDセールに参加する・しないに関わらず、実施店舗はチェックしておくべきだった。失敗したなあ。今日の2軒は普通(以上)に買えたので、セールをやっていなかったのだろう。SOFT BALLET氷室京介、荻野目洋子、かまやつひろしさだまさしカーペンターズデヴィッド・ボウイジャイアントロボDr.スランプ、珍しくポケモンのDVDなど、25点で48Kの仕入れ。

木曜日。電車で仕入れ4軒。
かなり寒い。1枚多く着て1時40分出発。坊主1軒を含み久々に全然駄目だったが、それがセールの影響かどうかはわからない。定価2,500円のゲームサントラを18Kというふざけた値段で仕入れたので、金額はまあまあ。嵐、原田知世など10点で34Kの仕入れ。帰宅して日本代表サッカーを後半だけ。その後、ヨハン・クライフ死去のニュース。選手としても監督としても、実際の映像を見たことはほとんどないのだが、一部の熱心な人たちがその偉業や美学や名言を代弁してくれるので少しは知っている。このあたり、SNSにおける立ち位置は完全にスティーブ・ジョブズと一致する。

最近の売上は、さりげなく、すこぶる悪い。

最近読んだ本

日本のロック・アルバムを1位から100位までランク付けしたもの。はっぴいえんど、RCサクセション、ブルー・ハーツなどビッグ・ネームが並ぶ中、「おっ」と目を引いたのが、山下達郎のチョイスがセカンド・アルバムの「SPACY」(1977年)だったこと。このアルバムには「RIDE ON TIME」も「高気圧ガール」も、そしてもちろん「クリスマス・イブ」も収録されていないが、「Dancer」が収録されているのがその理由だという。チミはなかなかわかっているじゃないかね。

村上"ポンタ"修一のハイハット・ワークだけでも永遠に聴き続けられそうなこの曲は、世界のDJ達にサンプリングネタとしても有名だと載っていた。これは知らなかった。

山下達郎はこのブログにおいて、もっとも名前を出しているアーティストのひとりだと思うが、せどり的にはあまり美味しくない。もちろんレコード時代からのファンやコレクターも多いだろうが、ブックオフでお手軽・お気楽に手に入るものはほとんどない、という意味。派手な初回限定版などは出さない。これはおそらく自身が公式の「レアアイテム・レア音源」の存在を是としないからだろう。ライブDVDにおいては発売すらない。

PLASTICSの結成40周年を記念して、3枚のアルバムがデラックス・エディションでリリース
いつもポリシックスとゴッチャになる。それくらい「テクノポップニューウェーヴ」に疎い。ラフ・トレードからデビューしていたのは知らなかった。

「サンダーバード」放送50周年記念、世界初のオリジナルスコアによる音楽集を4/13リリース
特設サイト

輸入盤含めカタログは多いが、見たことないものも多い。


ビーチ・ボーイズ、『ペット・サウンズ』50周年スペシャル記念エディションの発売が6/10に決定
聴き直そうと思ったが見つからなかった。買ってないはずはないと思うのだが…さすがにハイレゾやブルーレイ・オーディオは要らないので、普通の2枚組の方をこの機会に買っておこうかな。

「ロック史に残る名盤」という人もいれば過大評価という人もいる、意見が分かれる1枚。少なくともいわゆる「ビーチ・ボーイズの1枚」としてこのアルバムを選ぶ人は少ないだろう。またロック・ポップスにおける最初のコンセプト・アルバムとも言われているが、そもそも明確な定義があるわけでもないので、コンセプト・アルバムではないという意見もある。「ペット・サウンズ」が1966年、ビートルズの「サージェント・ペパーズ」が67年。

古いバンドを追いかける場合は、先にベスト盤を聴いた後にそれらのシングル・ヒットを定点としてオリジナル・アルバムを聴くことがどうしても多くなる。そうするとどうしてもオリジナル・アルバム1枚1枚のコンセプトや統一性といったものは、リアルタイムで聴いてきた人、あるいは最初からオリジナル・アルバムとして聴いていた人と比べて意味が薄くなってしまう。


「break my heart」のところでいつもbreak my heartされる。