「俺…なんか(せどりが)上手くなってきた…」洋平「

昔のマンガには生理を意味する「アンネ」という言葉がよく出てきた。これは生理用品を製造・販売していた「アンネ社」が、商品にその名を冠していたからだが、社名の由来はもちろんアンネ・フランクから来ている。「アンネの日記」に初潮や生理に関する描写があるからだ。「完全版」の方には自分の性器に関する仔細な観察などもある。もちろん普通の恋バナもある。悪口やゴシップもたっぷりある。つまりこの本はひとりの少女のヴィヴィッドな成長記録でもあるというか、その名の通り「日記」にすぎない。「火垂るの墓」のように食うや食わずの生活をしていたわけでも、洞穴に住んでいたわけでもない。D-デイ以降は少しずつ希望も見えてきた。もちろんゲシュタポは怖いし、隠れて生活するのは不便で窮屈だが、不便で窮屈なりに淡々と日常を綴っており、ある日それが突然断ち切られてしまう。

そして現在、当然ながら「アンネの日記」は売れている。こういうのも「トレンド」というのだろうか?「(多分)ひとりの人間にここまでの行動を起こさせるのはどんな本か?」という興味・関心はあるだろう。犯人がこの本を憎んでいるとしたら、皮肉な結果だ。犯人は在庫を抱えた出版社というのは、ミステリーとしてはちょっとありふれているし動機も弱いので、ひと捻り加えたい。やはりワイドショーではプロファイリングしているのだろうか。犯人は10代か20代、または30代か40代だと思う。場合によっては50代か60代もありうる。

完全版の方はなぜかタイトルで検索しにくい。これも陰謀か。

★★★

(先週の)土曜日。
仕事山積みなのに、謎のやる気なしモード。ないものはどうやっても、ない。ダラダラと研磨をして、ヤフオクゆうパックをコンビニで発送。近場でラーメン。当然即帰宅して仕事。少しずつ調子が出てきたところで友人から誘いのメール。前回雪で断っていたので、行くことにする。居酒屋で3時間ほど飲んで、〆に油そば。僕は別にラーメンマニアではないので、1日に2回ラーメンを食べたのはこの日が初めてだと思う。さぼり過ぎと食べ過ぎで、さすがにやばいな。進捗状況をチェックするのが怖い。

火曜日。再び仕事部屋が使えなくなる事案が発生。
仕方ないのでダイニングテーブルにノートPCを置いて作業。当然、出品や研磨は出来ない。いつもは壁に向かって仕事をしているいるのだが、この日はベランダから差し込む陽だまりを見ながら作業。ブックマークを共有していないせいもあって、意外と集中できたが、やはりモニタが小さく著しく効率は悪い。

金曜日。仕入れ4軒。
家を出てすぐに、ダウンジャケットを着てきたことを後悔する陽気。普段は降水確率しか気にしないので、こういうのに対応できない。ブックオフの2月末までのサービス券が2枚あったので、やや変則的に移動。時間がないので昼食は駅そば。そばとミニ天丼のセットが食べたかったのだが、メニューにないので天丼とミニそばのセットで妥協する。これは似て非なる物だ。おまけに天丼のメインは春菊天だったし。午後7時まで(僕にしては)頑張って、結構へとへとに疲れて帰宅。内容はまずまず、質より量な感じ。風呂に入ってまずは一献。金曜なのでブログの文章もまとめなくちゃいけない。月末なので集計作業もある。そろそろ確定申告の準備もしなくちゃいけない。それでもまずは一献。

★★★

原田知世、4年7カ月ぶりアルバム携え全国8都市ツアー
結構せどり的には重要シンガー。角川映画の主題歌から始まって、YMO界隈、鈴木慶一大貫妙子、さらにはトーレ・ヨハンソンなど、せどり向けな人材との絡みが多い。NHKドラマ「紙の月」の追い風もあるかもしれない。

ブライアン・セッツァー・オーケストラ 日本独自編集ベスト盤が発売、20周年記念バンダナ付き
何度か取り上げたことのある、ブライアン・セッツァー。来日+ベスト盤は固いが、バンダナというのはどうだろう…。

スキッド・ロウの19年ぶりとなる来日公演にEARTHSHAKERが参戦決定
同級生たちが押入れの奥から革ジャンやブーツを引っ張り出す姿が目に浮かぶ。でもボーカルはセバスチャン・バックじゃないのか。EARTHSHAKER目当ての方が多いんじゃないのか。

★★★

専業になってすぐの頃は、仕入れと自宅作業を1日おきに繰り返していた気がする。よく覚えてないけど。その後、1日仕入れに行ったら、2日は自宅作業するというペースが続いて、最近は自宅作業に3日かかることも多くなった。仕入れに行くのが週2日になりつつある。2月も8回だけだった。もちろん家では出品だけやっているわけではなく、「企て、画している」作業もそれなりにあるのだが、やはり仕入れに行って買う量が多くなったと思う。バッグに入りきらなくて、お店の袋を手に持ったまま電車に乗ることも多くなった。今までミルフィーユの生地のように積み重ねてきたものが実りつつあるのかもしれない。その割に売上が悪いことはちょっと気になるが、ぜひとも美味しくいただきたい。フラグじゃないから。

★★★

【キース・カフーン不定期連載】日本の音楽ビジネスの“ガラパゴス化”
特に目新しいことは言ってないし、そもそも「ガラパゴス『化』」する前はグローバルだったわけじゃない。クリープハイプのベスト盤問題や、色んなバンドがインディーズのままで活動したり、CDが売れずライブや物販メインで稼ぐなどの根っこはひとつの感じはある。

★★★

一口に再発と言っても結構ピンキリだが、これみたいに最新リマスター+秘蔵音源のボーナストラックというのは、やはり破壊力が大きいと思う。

「内省王子様」ことオザケンの新譜(厳密には違うが)は3枚組ライブ盤。今までに何度かプチ復活はあったが、今回はないと思う。「球体」からの曲はないのか。僕は結構好きなアルバムなのだが。「麝香」って読める?

湘南爆走族 Blu-rayコレクション
BOXも無いし、高いな。なかなかBOX化・ブルーレイ化されないアニメDVDというのはある。マイナータイトルなら、ペイ出来そうにないというのが主な理由だと思うが、メジャータイトルでもたまにある。理由はわからない。

★★★

個人的には「黙って稼ぐ」のが一番かっこいいと思っている。ということは、必然的に「饒舌なのに稼げていない」というのが一番かっこわるいということになる。がっかりだ。もちろん「せどりとは〜」とか「ビジネスとは〜」という内容についての話です。

でも本当にがっかりなのは、「稼ぐ・稼がない」という切り口から、もうひとつ自由になれていないこと。もちろん収入というのは仕事に対する大きなモチベーションになるので、「もっと、もっと」となるのは悪いことじゃない。というか僕なんかもっとそう思わなくちゃいけない。でもそれが人を測る「ものさし」になってしまうのはちょっと怖い。