CDが売れない時代のCDせどり
果たして巷間では『ドラえもん』に泣きを求めるひとがそれほど多いのだろうか。子供よりも親、というか大人を狙いに行っている狡猾さを感じなくもない。あるいはそんな風に思うのは、単に僕個人に『ドラえもん』に対する思い入れが少ないからかもしれない。もちろん僕も小学生時代にはアニメも観ていたし、劇場版映画も最初の2本は観た。さらに毎月『コロコロコミック』も購読していたが、印象に残っていてまた読みたいと思うのは『ドラえもん』よりもむしろ『ゲームセンターあらし』であり『とどろけ!一番』であり『ザ・ゴリラ』であり『ザ・ウルトラマン』であり『金メダルシリーズ』であり『がんばれ!ドンベ』であり『ハムサラダくん』であり『リトル巨人くん』であったりする。もちろん『ドラえもん』が面白くなかったということではないのですが。
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月曜日。
カレンダーをめくって最後の1枚。29日まで仕入れかな。いつまで休むかは、例年通り流れで。
水曜日。車で仕入れ3軒。
行きは高速が空いていて快適。5年くらい前、高速道路が繋がる前は1時間半かかっていた店舗にこの日は55分で着いた。最近では稀な好調さで32点で53Kの仕入れ。今回もすべてCD。帰ったらネット仕入れの荷物が22K分ほど届いていた。検品と記帳に深夜までかかったが機嫌の悪いはずもなく。レコード扱ってる店増えたね。
土曜日。車で仕入れ3軒。
土曜なので空いてるかと思って高速代をケチッたらいきなり渋滞。あわてて次のインターから高速へ。1軒目では、この半年ほどで相場がかなり上がった1万越えのポケモンサントラを仕入れ。再発や再プレスがあったら泣くしかない。2軒目、3軒目ではあまりパッとせず、まあいつもの郊外仕入れという感じ。数字は未集計。薪を買うならブックオフ。
日曜日。
修羅場とは突然やってくるもの。というわけで更新が遅くなってしまった。
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最近売れたもの
1,380→3,900
音楽は佐橋俊彦。主題歌は元See-Sawの石川智晶。例によってどんなアニメか全く知らないが、レビューを読むとなんとなく聴きたくなるような・売れそうな気がして「買い」の背中を押される。
1,780→4,400
筋少の大槻ケンヂと有頂天のケラによるナゴムのテクノバンド。ナゴムについては昭和の基礎知識なので説明はなし。バンド名は空手バカ一代と天才バカボンから。バカボン鈴木というベーシストもいるけど、昔は(というか赤塚不二夫は)おおらかだったのだろう。ピカチュウ佐藤とかジバニャン山本とかは揉めそうだ。
1,580→4,900
秘かな定番。ある意味得意のリーゼントもの。世間の認識は『キッスは目にして!』の一発屋だろう。僕の認識もやはり似たようなものなのだが、違う認識のひともそれなりにいて、それなりにいてくれればせどりは成立する。元ネタはもちろんベートーヴェンの『エリーゼのために』で、クレジットにも「作曲:ベートーヴェン」とある。
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2025年には西友のeコマースだけでなく、日本国内におけるeコマース事業をショッピファイがリードしている。その可能性は、今の勢いからすれば十分ありえます。
ど素人の無根拠な感想としては、やや過大評価だと思う。アマゾンには各種配信やAWSもあるしね。あと海外ではディズニーが「アマゾンには出店しない」と宣言しているのか?
トレンドに疎い僕でも「夜好性」くらいは知っている。何が特別なのか、何が新しいのか、と問われても特に思い浮かばないが、やはりこれも多数の良質なディテールの積み重ねなのだろう。
いかにもCDが売れない時代のニュースだ。ちなみに最新のアルバムセールスは…。
◎Billboard JAPAN アルバムセールス集計速報
(集計期間:2020年11月30日~12月2日)
1位『SOUNDTRACKS』Mr.Children(174,976枚)
2位『深海の街』松任谷由実(34,821枚)
3位『ここにいるよ』中島みゆき(27,180枚)
4位『MUD SHAKES』ザ・クロマニヨンズ(10,115枚)
5位『ROMANCE』宮本浩次(6,780枚)
さすがにちょっと唖然とする数字だ。
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最近CDやDVDに書かれている1mmくらいの小さな字が見えない。色の組み合わせや字の太さにもよるが、3と5とか、6と8とか特にわからない。先日もどうやっても見えなくて、試しに眼鏡をはずしてみたらそっちの方がよく見えたので愕然とした。これも老眼の一種なのだろうか?僕はかなりの近視なので度の強い眼鏡を使っているのだが、それとは別に仕事用の眼鏡も用意した方がいいのかな?年をとると余計なお金がかかる。ぶつぶつ。