仕入れの三景

「どうでもいい日常のニュース」というYouTubeチャンネルがある。どうでもいい日常のニュース自体は誰の周りにもあふれていると思うが、それをただ流しただけでは登録者数30万とはならないだろう。やはりそこには数種類の「芸」が含まれていると思われる。

 今週もせどり的に大きなニュースがなかったので、かさ増し的に日常の出来事を多めに綴ってみたが、もちろんそこに芸はありません。

火曜日。車で仕入れ3軒。
夜中にひどく頭にくる夢をみて一度目を覚ました。そのせいか朝起きると腰が痛い。腰にやさしいのは電車仕入れか車仕入れか小考し、車仕入れに決定。ちなみに夢の内容は忘れた。

高速に乗る前に荷物を出しに郵便局へ。ちょうど駐車場が1台だけ空いていたので「ラッキー」と思い、バックで入れようとギアを替えたところで軽のおばさんに頭から突っ込まれ、虚を突かれた思いがした。どちらが優先ということはないのだろうが、もし逆の立場だったら僕は遠慮すると思う。でもこれで新聞に投書でもすると、「マイルールの押し付け」とか「勘違いの老害」とか「これだから自営業は」とか叩かれたりするのだろうか。昼食は珍しくSAで海鮮丼を食べた。仕入れの方は1軒目では思いのほか買えたが、後が続かずCD9点で17Kの仕入れ。

木曜日。電車で仕入れ4軒。
電気グルーヴがポツポツ棚に戻っている。もちろん価格は高く、出品は多い。

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駅で上りのエスカレーターに乗った。僕の前に若い女性(A)が立って、その前にも若い女性(B)が立っていたのだが、Bの襟から思いっきり商品タグがぶら下がっていた。Aはスマホなどいじっておらず、まさにタグのあたりに目線があったので、僕としては当然(たとえ赤の他人であっても)「あの、タグ出てますよ」と声をかけるものと思っていたのだが、なんとそのままスルーして行ってしまった。うーん、そういうものかなあ。ちなみに結局僕も声をかけなかったわけだが、もしAがおらず、僕の前にBが立っていたら、間違いなく声をかけていたと思う。考えを改めた方がよいのだろうかと自問した。仕入れの方は3軒目までは厳しい展開。4軒目では佐野元春の若い頃、つまりまだ声が出ている頃のライブDVDが沢山あったが、どれも値付けが高くかろうじて1枚だけ。なんとか20点で39Kの仕入れ。昼食はとんかつの松乃屋だったのだが、食券の出る場所がわからず2枚買ってしまった。最近こういうことが多い。

 最近売れたもの

U-CAN 瀬戸内寂聴 京都法話集 CD全12巻

U-CAN 瀬戸内寂聴 京都法話集 CD全12巻

 

 2,250→5,900
ヤフオク(のブックオフ仕入れ。店舗でもよく見かけるいわゆる「ユーキャン」ものだが、電車仕入れではあまり持ち帰る気にならない。木箱と解説書の有無と、ヤフオクの場合は送料の確認も必須。

 

 950→3,400
定番の1枚。出品にはレンタル多し。10年前にはまだ洋楽のアルバムをレンタルする人が沢山いたのだろう。最近はどうなのだろうか。

nme-jp.com

あまちゃん 完全版 Blu-rayBOX3<完>

あまちゃん 完全版 Blu-rayBOX3<完>

 

 14,000→22,000
ピエール瀧もの。なかなか価格競争が厳しく、高額仕入れのプレッシャーもあり、結局たいしたことない利益になった。贅沢はいえない。

 

smart-flash.jp

個人的にはこの先を考えると、「もうCDいらねえや」って思います。CDでは儲からないし、配信で提供することがスタンダードになっているいま、スピード感が全然足りないんですよ

この人はどちらかというとCDの恩恵を受けているほうだと思うけどね。

【#17-1:駿河方言解説】奥田民生×吉井和哉「カンタンカンタビレ~スルガドライブ編~」

 

昨日でちょうど6月の折り返しだったが、ここまでは仕入れも売り上げもまずまず。先週のキャラメルボックスも順調に捌けている。もはや多くは望まないので、今週もこのままでいい。あわよくばそれに加えて、ブログに書きたくなるような出来事がいくつか起こってくれればもっといい。