大友良英、ど真ん中、黒塗り

先月はよく売れた。おそらく過去最高の月売上で、そのおかげでなんとか一昨年と同程度の年間収支となった。年末年始はどこかに出かけるでもなく、本を読んだりテレビを観たりするでもなく、(それほど)酒を飲むでもなく、かといってもちろん仕事をするでもなく、ただひたすらに実家でゴロゴロ、ダラダラとしていた。ちょっと体調が悪かったせいもある。

かろうじて新幹線の中で読んだのが大友良英の自伝。ロック少年がいかにしてフリージャズや現代音楽に傾倒することになったか。といっても、有名なのはやはり「あまちゃん」だろう。観たことないけど。

月曜日。車で仕入れ2軒。
カーラジオで成人式のニュース。僕自身は成人式など全く興味がなかったタイプの人間だが、そんな僕であっても、もし自分の娘が「成人式で振袖を着たい」と言ったら、ちょっとくらい家計的に厳しくてもお金を出してあげただろう。気の毒な話だ。

久々の仕入れでじっくり時間をかけたが、非常に渋かった。細野晴臣ブレッド&バターカーペンターズドリームシアターサクラ大戦など8点で11Kの仕入れ。まあウォーミングアップということで。夜、アマゾンからのメールを何気なく見ていると、「配送:丸和運輸機関」というのがあった。全然知らないなあ。

水曜日。電車で仕入れ3軒。
満を持して都心の大型店、秋葉原へ。前日のような体たらくは許されない。許されないはずだが5点で6Kと返り討ちに遭う。井上鑑の紙ジャケなどあったが、まあ高い高い。去年色々再発になってるはずなのに。その後もパッとせず、藤田麻衣子、NSP、バート・バカラックなど8点で17Kの仕入れ。

木曜日。バイクで仕入れ1軒。
図書館とユニクロに寄った後、最寄りのブックオフへ。小泉今日子、パンタ、アニメブルーレイセットの3点で9Kの仕入れ。最寄りならばこれくらいでも充分。

最近売れたもの

3,950→7,900
発売は2012年で、わりとよく見かける気もするが、今ちょっと高い。1月10日に売れたが、モノレートだとランキングはほとんど変化してないように見える。これもわりとよくあることだが。


1,950→5,900
全曲のスコアが付いた珍しいCD。もちろん大事なのはスコアの有無。原作・脚本の麻枝准が作詞・作曲も担当。


1,250→3,900
お洒落ジャズ系J-POPバンド、ジルデコことJiLL-Decoy association。アニメやメタルで多少見逃すのは仕方ないが、こういうのは僕にとってど真ん中なので見逃すわけにはいかない。

日本の大晦日お笑い番組で黒塗りメイク 怒りと反発も

マクニール氏は、自分にとって「悪夢のシナリオ」は2020年東京五輪の開会式で、「黒人アスリートを称えるためにブラックフェイスのドゥーワップをやらかすんじゃないかって、真剣に不安だ 」とツイートした(訳注・ドゥーワップは1950年代に流行したアフリカ系米国人のコーラス)。

この件に関する僕の意見はおいといて、「ブラックフェイスのドゥーワップ」というのはさすがにシャネルズのことを念頭に置いてツイートしてるのだろう。でもシャネルズが1980年にLAでライブをやって、それを収録したCDがレア盤になっていることはさすがに知らないだろう(せどりネタへのさりげない誘導)。

最近見てないし、多分見つけても高いだろうな。クワマンの歌が意外と上手い。せどりを始めてからこのCDの存在を知って、黒塗りの反応はちょっと気になっていたのだが、ステージには黒人が多く、観客は白人が多いようだ。もちろん、かなり昔の話。

一昨年の金額ベースでのブックオフ仕入れの割合は約51%。それが昨年は約44%だった。今週の感じだと、その割合はさらに下がりそうだ。撤退ラインは30%くらいかな。なんとか踏みとどまりたいところ。

このブログは6年目になる。あまり(というかほとんど)他のせどらーとの交流がない上に、読んでいるブログなども少ないので、世の中のせどり状況というものがわからない。「もしかして、自分はとても見当違いのことを書いているのではないか」と思うことはしばしばあり、そしておそらくそれは事実なのだ。そう思いながらブログを続けるのもおかしな話なのだが、あまりそのようなことで悩みたくもない。