実害、中毒、沈黙

何日か前に返品があって、その理由が「お届け予定日までに届かなかった」というものだった。FBAなのにそんなこと言われても…というのと、なぜか「販売不可」になっていたので念のため返送をかけてみたら、特典のTシャツが抜き取られていた。ビッチ!もちろんこういう輩がいるというのは聞いてはいたし、あるいは今までもCDやDVDをコピーして返品されるということはあったのかもしれないが、実害が出たのは初めてだ。といって何が出来る訳でもなく、犬にかまれたと思ってあきらめるしかない。

日曜日。
冷静に考えるとやはり、FBA配送料無料を使わない手はないので、泣いてヤマトを斬る。FC指定の解除を行い、カラープリンタをポチる。

月曜日。電車で仕入れ4軒。
2軒目のレジで店員がやたらケースをくるくる回したり、微妙に放り投げたりしていた。それなりにブックオフには通っているつもりだが、このようなパフォーマンスを目撃したのは初めて。これは無意識な癖のようなものなのだろうか、あるいは良かれと思って意識的にやっているのだろうか。ブックオフに来る前はステーキハウスで働いていたのかもしれない。

22点で36Kと残念な量。内容もかなり悪い。これでは疲れ果てていることを誰にも隠せはしない。

帰宅してヤンマガなど読む。新連載はまさかの八百長サッカー漫画。監修はなんと現役Jリーガー…ということはないと思う。さすがに。

青年誌におけるサッカー漫画や野球漫画はどうしても戦術論・組織論・育成論あたりが中心になる。自己啓発的・ビジネス本的・三田紀房的になる。そんな中でひたすら「センスだけ」で野球をやっている「ヤキュガミ」が孤高で面白い。

火曜日。
注文したプリンタが届いた。安いだけあってUSBケーブルが付いていなかったが、幸い余っていたのがあった。やはり場所を取るし切り替えるのはめんどくさい。夜は久々に飲み会。年をとるとため息が増えるとか、そういう話。「みんなそうだよ」というのが最頻出ワード。

水曜日。電車で仕入れ6軒。
26点で46Kの仕入れ。量はまずまずだが、どうも面白くない。やはり一旦重度のせどり中毒になってしまうと、普通の利益ではなかなか満足できなくなり、定期的にキツイのがないと禁断症状が出てしまうのだろう。

帰宅して晩酌。かなり歩いたのでビールが美味い。テレビをつけると、どの番組でもワイプがある。ワイプがあるとメシがマズくなるので、仕方なくBSで全く興味がないスキー競技など見る。

木曜日。
雪の降る中「沈黙 -サイレンス-」を観に行く。開始10分くらいでトイレに行きたくなった。2時間くらいはもつと思うが、実は3時間近くあったらどうしよう?とか、終盤に行くくらいなら早いうちにトイレに行っておいた方がいいのではないか?とか、葛藤と肉体的苦痛が感情移入を促す。橋爪大三郎ビッグコミックオリジナルのコラムに「時代考証がしっかりしている」と書いていた。おそらくキリスト教的な考証のことだと思うが、そのあたりの知識がない僕でももちろん普通に楽しめた。

せどり的には1971年の篠田正浩監督版。脚本は遠藤周作との共作で、原作にはない展開もあるらしい。とはいえ、原作者が映像化に絡んだからといって、必ずしも上手くいくとは限らない。「ガンスリンガー・ガール」2期とか。

金曜日。電車で仕入れ6軒。
定番のアニメDVD9巻セットが揃いであったが、すでに荷物が多かったので最終巻の9巻だけ買った。そのせいで残りの1〜8巻はスクラップ置き場にあるタイヤのない車みたいになった。セット売りをされたらこういうことが出来なくなるので、ブックオフはこのままでいい。39点で71Kの仕入れ。久々に満足。珍しく演歌のDVDなど。

帰宅したらイギリスの出品者から買ったCDが届いていた。13枚組BOXだったはずなのに届いたのは1枚。これがBrexitか。とりあえず日本語でメール。どうなることやら。

今週は15軒のブックオフと1軒のまんだらけ仕入れに行った。店舗数は僕としてはかなり多いが、釣果はちょっと悪い。しかしそれ以上に最近はネット仕入れの調子が悪い。個人的には今後、ブックオフのメディア系仕入れ環境が改善されるとは想定していない。よくて現状維持だろうと思う。だからテコ入れすべきなのはネット仕入れの方だと思うが、はたして本当にそうか?もっと根本的に違うことに力を注ぐべきではないか?とも思う。それが具体的に何かはわからない。わからないので、とりあえず貯まった出品を片付ける。そしてまた仕入れに行く。これもせどり中毒の一環か。